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ゾルザル・エル・カエサル

ぞるざるえるかえさる

柳内たくみのファンタジー小説『ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり』に登場する馬鹿皇子。
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CV:小西克幸

概要編集

ゾルザル・エル・カエサルとは、『ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり』のキャラクター。


皇帝の第1子で、ピニャ腹違い

物事は自分の思い通りになるのが当然と考え、そうならないことを理不尽と感じる傲慢かつ幼稚な性格。


日本との主戦論者。女性をさまざまなな手段で精神的・肉体的にいたぶる事で興奮するサディストの面を持ち、彼の奴隷にされた女は皆酷い扱いを受けるが、日本人女性奴隷にしていたため、伊丹の命令を受けた栗林から半殺しの目に遭わされる。

元来、劣等感が強く臆病な性格で、他人と正面から向き合うことが出来ず、それを隠す意味で暴君を装っている。

さらに「自分は英雄だ」と思い込むが故に「(自分が考える)英雄ならこのように振舞うはずだ」という観念に振り回されているが、周囲にイエスマンしかいなかったため、それらを修正する機会に恵まれなかった上にその観念を余計に曲解させられた面もある。


父皇帝の権力亡者ぶりを冷ややかに看破していたり、官僚機構の問題に気づきそれを簡単に説明して見せたりするなど、ある種の察しの良さ的なものを持っており頭の回転も意外と速い。食べることが好きなのに権力掌握後はそれにかかる時間すら惜しんで執務を優先するといった勤勉さも併せ持つ。しかし、作中でそれらが良い方向に作用することはほとんど皆無。


君主の資質編集

一度自分の方針を決めたら迷わない性格のため、考えすぎて自分の策に溺れてるディアボや権力志向が薄すぎるピニャより権力者に向く。


また自分の英雄像に忠実なため、配下の者を気遣うことができるし、諫言もある程度までならば聞き入れる度量はあるので、平均以上の君主にはなれる可能性はある。

ただ良くも悪く自分の周囲に影響されやすいので側近次第ともいえる。


彼を一言で表すなら、「女性蔑視的な馬鹿皇子であるが国を愛する気持ちだけは本物で人望だけはある無能な働き者」。


主戦論者でありピニャを「日本との戦いを恐れる臆病者」と見下すゾルザルは、配下の者から「戦いを恐れぬ勇猛な英雄」として支持されていく。

しかし、その実は自身を恨んでいた奴隷のテューレの手によって傀儡の英雄」と化し、「格上」の戦力を持つ日本の自衛隊との戦いで自国に深刻な被害をもたらし、最後にはテューレの手によって殺害されてしまった。(Web版だと帝都に辿り着くも、皇宮で待ち構えていたテューレに刺され、死亡した。)


なおTVアニメ版では生存はしつつも尺の都合上により、皇帝から身分を剥奪され、テューレと共に祖国から追放される身となった。(テューレは復讐をある程度成し遂げたことに満足と同時に虚しさを感じていたが、ゾルザルは自分が不当に地位を逐われたと伊丹達を逆恨みしていた。


関連タグ編集

ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり

無能 ヘタレ 残念なイケメン 無能な働き者


シンクライン皇太子:ロボットアニメにおける女性を苦しめるバカ王子繋がり


堂波真一自身を恨んでいた人物に暗殺された傲慢な人物繋がり。ただし、こちらはゾルザルと違い周囲の意見を聞かず裏で非道なビジネスを行っているため、本物の暴君である。

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自衛隊彼の地にて、斯く戦えり じえいたいかのちにてかくたたかえり

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