概要
CV:フィリップ・L・クラーク/吹き替え:島香裕ほか(ヘッドマスターズ時:佐藤正治)
バッファロー型のメカに変形する補給兵。最大積載量6056リットルの四つの燃料タンクで自分や仲間に補給を行う。更に角からは20万ボルトの電圧と強力な破壊液を発射する。怒りはどんな燃料よりも自分にエネルギーを与えると思っているほど暴力を好み、怒りを発散するために建築物などを破壊してしまう。怒ると鼻からスチームを吹き出す。プレダキング合体時は右脚(アニメでは左脚)に変形。
名前は「癇癪(かんしゃく)」の意味で、彼の怒りっぽい設定を表している。武器を使うより我が身で敵を倒すのが好きらしい。ロボットモード時の携行武装は接触反応型カービン銃とエレクトロソード。
『トランスフォーマー2010』では他のアニマトロンと共に第5話より登場し、メトロフレックスのトランスフォームコグを奪うべくクインテッサ星人によって送り込まれた。
第11話「デスクリスタル」では、惑星ドレッドのデスクリスタル採掘場に登場。ガルバトロンの命令で逃げ出した奴隷達を捕まえ、その場に居合わせたチャー達サイバトロンと交戦。
第24話「悪夢の惑星」では、ロディマスコンボイ達とダニエルの悪夢に入り込んでしまい、巨人やお化け花、巨大昆虫などの実体化した悪夢と戦う事になってしまう。
第26話「原始の呼び声」では、宇宙からの呼び声応じ、サイバトロン、デストロン両軍の野獣戦士と共に宇宙へ。
玩具
他のアニマトロンと同様に海外のG1版初期製造分はダイキャストパーツが使用されており、2004年にタカラトミーから発売された復刻版プレダキングのセットも同様となっている。
当時のカタログやパッケージのイラストでは胸部パネルが開いたままのため、胸から腰まで平らになっており、当時の媒体では主にこちらの変形で紹介されていた。また、Kre-Oのヘッドストロング(バッファロー)は、この変形ミス版のデザインになっていて、ややこしい事にKre-Oはヘッドストロングとタントラムの名前が入れ替わるというミスが発生している。
2018年に発売された『パワーオブザプライム』版は諸般の事情によりタントラムの名称が使えなかった為にトロックス(Torox)に変更されているが、これはG1シリーズ展開当時にイタリアでプレダキングの玩具を発売していたGIG社で使われていた名称を引用したものである。旧版よりもサイズアップしてより鋭角的なデザインとなり、剣や銃などの武器が廃止されたが、その代わりにプレダキングの爪先パーツをビースト・ロボット両形態の武器として取り付ける事が可能。