「Darkseid is.」
概要
初登場は1970年の『Superman's Pal Jimmy Olsen #134』。スーパーマンの宿敵であり、DCユニバース全体でもアンチモニターやブレイニアックと並んで最大の脅威の1つに数えられている。
ダークサイドは惑星アポコリプス(Apokolips)の支配者。アポコリプスという地獄に現れたダークサイドは、純粋な憎しみそのもので、すべての臣民に揺るぎない献身と絶望的な恐怖を求める無慈悲な暴君である。比類のない強さを持つダークサイドは介入されない限り戦いで自身の手を汚すことを好まない。両目からは標的をどこまでも追い続け破壊する「オメガビーム」を放つ。ダークサイドの生涯の目的は「反生命方程式」を見つけ出し、それによって宇宙に存在する全ての自由意志を奪うことである。
ダークサイドはアポコリプスのニューゴッドで通常の宇宙の外にある第4世界と呼ばれる領域にいる概念的な存在である。攻撃的で無慈悲な暴君であり、多元宇宙のいくつもの世界を侵略し征服してきた。暴虐の神として、ダークサイドは反生命方程式を用いて宇宙に存在する万物を自分の意志に従わせようとしている。
古の神々は不死の存在であり、人間の祈りによって力を維持していた。ユクサス(Uxas)は神々に反抗して心に嘘と堕落を植え付け、神々の間で戦争が起きる。神々が死に始めると、ユクサスはその力を奪い、ニューゴッド:ダークサイドとなった。
同じく神々の力を譲り受けたイザヤが、自分たちはニューゴッドであり新時代をもたらすべきだと主張したが、ダークサイドはそれを拒絶して彼らの世界を破壊し、自身とイザヤだけが残った。長い年月を経て、ダークサイドは地獄のようなアポコリプスを作り、唯一の支配者として君臨する。イザヤはハイファーザーとなり楽園のようなニュージェネシスを作り、アポコリプスとニュージェネシスとの戦いが始まった。
ダークサイドは「オメガエフェクト」というエネルギーを操り、時空を超えた能力を発現させる。オメガビームは最も攻撃的な使い方で、ダークサイドが目から放つビームは直進・屈曲して追尾し対象を捕らえ逃さない。スーパーマンの耐久力を圧倒し、フラッシュの速さにも追いつく。このビームは望みに応じて対象を破壊、再構築、テレポートさせることができる。
DC Extended Universe
ザック・スナイダー監督作品『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』に登場。
数々の世界を征服してきた最悪のスーパーヴィランとして、配下のステッペンウルフに、かつて地球で失われたと思われた3つのマザーボックスの探索、そしてそれをすべて融合させて「ユニティ」を創り出すことを命じる。
ステッペンウルフが「地球で反生命方程式を発見した」と(間接的に)報告した際は、部下を通じてではなく直接彼に「贖罪を求めるなら、マザーボックスをすべて見つけろ」と念押しした。
ステッペンウルフによってマザーボックスが融合した際は、開いた時空間トンネル越しにジャスティスリーグと対面。一時はユニティが完成して地球が滅びかけたが、高速移動による時間遡行を果たしたバリー・アレン / フラッシュによってユニティ完成前にマザーボックスは分離、ダイアナ・プリンス / ワンダーウーマンによって斬殺されたステッペンウルフの頭部を踏みつぶし、消えゆく時空間トンネル越しに睨み合うだけで終わった。
その後、反生命方程式はどうするのか、という部下に対し、昔ながらの方法で行くと、大艦隊の招集を命じた。
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モータルコンバット:『11』にて、ジョーカーの参戦に伴い、ゲラスのスキンになった。