「なんでだろう~なんでだろう~ななななんでだろう~♪」
概要
ニチエンプロダクション所属のお笑いコンビ。2003年 新語・流行語大賞を受賞。流行語大賞となった頃は『テツ&トモ』の表記もあったが、現在は『テツandトモ』と表記するのが普通である。
「なんでだろう~」と連呼しながら、日常の何気ない疑問について繰り広げる漫談で有名になった。
ブーム終焉後はテレビでの露出が減った半面、地方巡業で人気を博して現在も各地を飛び回って笑いを生んでいる。
主な持ちネタ
- なんでだろう
- 十八番の御家芸にして鉄板のネタ。フラメンコ調のテンポの速いギター演奏を軸に、日常風景の疑問を次々と投げかける。テツのキレッキレの振り付け&アクションと変顔のコンボで畳みかける。
- アレンジし易い為、地方巡業ではご当地ネタをふんだんに盛り込んだバージョンも披露する。
- 疑問に対する答えを歌っていたのもあったが、ウケなかったので疑問を呈するだけで終わるようになった。テベ・コンヒーロでは「疑問の答えを調べて、その答えを2人に歌わせる」ボケ潰し企画が行われた事態がある。NHKの「チコちゃんに叱られる!」では、定番ネタの一つ「昆布が海の中でダシが出ないのなんでだろう」の解説が行われたことも。
- せつないね
- 全部嘘なのよ
- 必ずいるんだよね
メンバー
共に日本大学藝術学部演劇学科出身で、結婚式の余興でコンビを組んで『サライ』の替え歌を披露したところをスカウトされた。尚、テツはもともと歌手・俳優志望、トモも俳優志望であり、スカウトも「歌手として」だと思ったら「お笑い芸人として」であったので驚いたと語っている。
テツ
本名、中本 哲也(なかもと てつや)。赤ジャージの方。主にダンス、振り付け担当。
面長。色々なものを顎に乗せられる。
日大生を中心に結成された「劇団BQ MAP」の旗揚げメンバーである(お笑い芸人になる為1997年に脱退)。
幼少期、「ちびっ子ものまね紅白歌合戦」に出場した過去がある。この時に水森かおりと出会い、後に芸能界で再開してからはコンビで親交を深めている。
トモ
本名、石澤 智幸(いしざわ ともゆき)。青ジャージの方。主にギター、歌担当。
「詩吟」が趣味と、妙に渋い面がある。詩吟仕込みの声量と小節を利かせた歌唱スタイルが特徴。デビュー前の1996年には、『NHKのど自慢』の東京都中野区大会に出場してチャンピオンになっている。
2009年ごろから視力低下により眼鏡を着けている。当初はプライベートのみであったが、後にテレビ出演時にもジャージと同じ青い縁の眼鏡を着けるようになった。
エピソード
実は1度だけM-1グランプリに出場したことがある。2002年大会に出場し、決勝進出。漫才の既成概念を破壊した「弾き語りパフォーマンス」を披露し、鞄などの大道具も使用した。539点を記録し最終順位は6位。
松本人志は「これは難しいですね。赤いジャージの子は友達としては100点なんですけど、これを漫才ととるか、っていうところですよね。あとこれを4、50分やられたらものすごく面白くなると思う。時間的なものもありますかね」と評した。
また、立川談志は「お前らはここに出てくる奴じゃないよ。もういいよ。俺褒めてんだぜ。分かってるよな?」と評している。この発言は、M-1のような一発逆転的なコンテストに出るような安い芸では無いはずだとの思いからの発言と思われるが、芸そのものを否定しているようにも受け取れる発言のため、司会の西川きよしからフォローされている。その後、談志は2008年に行われたテツandトモ結成10年記念ライブに参加した。ノリノリでなんでだろうの踊りを披露している。
2003年1月から『こちら葛飾区亀有公園前派出所』とタイアップしたエンディングテーマ「テツandトモのなんでだろう~両さんバージョン~」でお茶の間の視聴者層に広く知られるようになり、翌月発売のシングルCD「なんでだろう~こち亀バージョン~」がヒットした。
知る人ぞ知る(滑った)ネタにどどんまいが存在する。また「哲智」名義で歌手活動も行なっているが、あまり売れていない事態を度々イジられている。
スマートフォンアプリ「にゃんこ大戦争」9周年記念のCMでは彼らのなんでだろうと同じフレーズで「にゃんでだろう」が歌われたが、テツトモとの関わりがあるかは不明。
関連動画
関連タグ
嘉門達夫:なんでだろうでネタになった疑問に答えるアンサーソング「ジ・アンサーソング〜テツ&トモに捧ぐ〜」を発表している。
エレファント・デッドマンandシャーク・デッドマン:登場エピソードのゲストが空気階段である事実から、明らかに両者をイメージした配色になっている。