概要
1973年8月31日生まれ、東京都北区出身。長良プロダクション所属。レコード会社は徳間ジャパンコミュニケーションズ。
本名は大出 弓紀子(おおで ゆきこ)。愛称は「みもりん」。
子供の頃から「のど自慢荒らし」として数々の大会に出場しており、「ちびっ子ものまね歌合戦」でテツandトモのテツと対決したこともある。
当時はあくまでプロを目指すつもりはなく、高校卒業後は城西女子短期大学に進学し秘書の勉強をしていた。
短大在学中、ニュー・キッズ・オン・ザ・ブロックに憧れてアメリカに短期留学した。このとき、ホストファミリーの前で歌を披露したところ絶賛され、歌手になることを決意する。
帰国後「山川豊の妹分コンテスト」に出場するも落選。しかし、オーディション会場で長良プロダクションの社長である長良じゅんに声をかけられ(※当時山川は長良プロダクション所属であった)、プロダクションで事務員として働きながら歌手活動を行うようになる。
1995年「おしろい花」でデビュー。その後はなかなか芽が出ない時期が続いたが、2002年の「東尋坊」がカラオケファンへの支持を受けて歌手としての足がかりをつけ、翌2003年の「鳥取砂丘」が大ヒット。その年の紅白歌合戦に初出場し、以来現在まで連続出場を続けている。
彼女の楽曲は様々な地域を舞台にした作品が多いことから『ご当地ソングの女王』の異名を持つ。
また、各地から「自分達の地元にちなんだ曲を歌ってくれ」というリクエストが毎年多数寄せられており、本人も営業などで地方を回る機会が多いため、ファンの期待に応えるためにも事前の学習は欠かさないという。
全国各地で観光大使を務めているほか、紀行番組などにも多く出演している。
人物
エレファントカシマシの大ファン。もともと宮本浩次の歌声に惹かれて聴くようになったとのことである。自身が歌手デビューしてからファンクラブにも入っており、あるときファンクラブからテレビ番組の観覧の誘いがあり、一般人のファンクラブ会員としてテレビに映ったこともあるという。2017年の紅白歌合戦にて「共演」を果たすことになった際には大変喜んでいた。
野球は読売ジャイアンツのファン。
『名探偵コナン』が好きで、ブログなどでアニメや映画の感想、グッズを集めている様子が綴られている。
同じく演歌歌手の市川由紀乃とは小学生の頃のど自慢大会で出会ってからの縁で、ジョイントコンサートを開催するなど親交が深い。また、サンドイッチマンの伊達みきおや友近、事務所の後輩にあたる岩佐美咲らと仲が良いことを明かしている。ほかにも演歌歌手の美貴じゅん子は同い年で、デビュー前に同じ教室で歌を習っていたことから仲が良い。
2代目ラスボス?
かつての紅白歌合戦の名物の一つとして、美川憲一VS小林幸子の豪華衣装対決があった。しかし美川は2009年を最後に紅白から姿を消し、小林も事務所社長とのいざこざが原因で2012年は紅白に出場しなかった。
今年は豪華衣装はなしか……そう思っていた視聴者の目の前に飛び込んできたのは、
あのラスボス・小林幸子を彷彿とさせる巨大衣装に身を包んだ水森の姿であった。
その翌年以降も巨大衣装で登場し、2代目ラスボスとしての地位を確立。2015年には小林が紅白に復帰したことで新旧ラスボス対決が実現した。
しかし2018年は巨大衣装を封印すると宣言……そのかわりマジシャン・メイガスとのコラボで「イリュージョンでステージから審査員席に瞬間移動する」という衝撃の演出を披露した。
2019年も引き続きメイガスとのコラボでイリュージョンに挑戦。歌いながら切断マジックを手伝うというまたもや衝撃的な演出で話題となった。
2020年からは巨大衣装が復活。瀬戸内海をイメージした青く光る(衣装の内部にLEDライトが仕込まれている)ドレスで登場した。
2021年は巨大衣装ではなかったが、京都の清水寺からの生中継で、雪の降る中桂由美デザインのドレスで歌唱を披露、無事歌い切ったあとは「めちゃくちゃ寒い!」と発言していた。
なお、紅白歌合戦の衣装については自身のコンサートで着用することもあるが、基本的には「たたんで(解体して)倉庫に保管してある」と語っている。