プロフィール
経歴
エレファントカシマシ加入以前
小学3年〜5年までNHK東京児童合唱団に所属していた。合唱団内ではソロを任されるなど歌唱力が高く評価されており、小学4年生の時に『みんなのうた』「はじめての僕デス」でソロ歌手としてレコードデビューする(なお、この時は「みやもと こうじ」とルビが振られていた)。
本人によれば「僕の歌手人生は、『この子は歌が好きなんだ」』見抜いた母が合唱団に入れてくれたことから始まった」とのことである。
幼少期はクラシック音楽や歌謡曲(特に沢田研二)、演歌などを好んでいた。
中学校入学後は、のちにエレファントカシマシのメンバーとなる冨永義之の影響でロックにのめり込み、ディープ・パープルやローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリンなどをよく聴いていた。また、RCサクセションの『BLUE』は全曲をコピーして演奏するほどであったという。
エレファントカシマシ加入後
中学3年生の1981年、友人である石森俊之と冨永の誘いによりエレファントカシマシに加入する。当時のバンドは6人編成で、コピーのほかオリジナル楽曲も制作してライブハウスなどで演奏を披露していた。
メンバーたちが他のバンドに引き抜かれるなどして3人編成となったことを受け、1986年に冨永の高校時代の友人である高緑成治が入り、現在のメンバーが集結した。
1988年に「CBS/SONY SDオーディション」で入賞。同年にエピック・ソニーからメジャーデビューを果たし、そこから30年以上に渡るバンド活動が始まる。(詳細はエレファントカシマシの記事にて記載)
デビュー当初、ライブのMCや雑誌等でのインタビューは寡黙で無愛想なものであったが、1992年ごろから特に何の前触れもなく明るく振る舞うようになっている。
ソロ活動の開始
2019年、「冬の花」にて「宮本浩次」名義でのソロ活動を開始。(※厳密に言えば2018年の時点で、椎名林檎とのコラボ楽曲「獣ゆく細道」、東京スカパラダイスオーケストラとのコラボ楽曲「明日以外すべて燃やせ」で実質的に始まっていたようなものではある)
ソロ活動ではロック以外にも幅広いジャンルに挑戦し、本人が好む歌謡曲のカバーや、他のミュージシャンとのコラボも積極的に行っている。また、楽曲提供も手がけている。
2020年、ソロ1stアルバム「宮本、独歩。」をリリース。
同年にアルバムタイトルを冠した全国ツアーを予定していたが、新型コロナウイルスの影響で断念。
その際、緊急事態宣言中に宮本が昔から愛する昭和歌謡をカバーし、そのデモテープを元にカバーアルバム「ROMANCE」をリリース。このアルバムで自身初のオリコンチャート1位という快挙を遂げた。
2021年には作詞家松本隆のトリビュートアルバム「風街に連れてって!」に参加。さらにNHK「みんなのうた」で実に45年ぶりとなる宮本浩次名義での楽曲「passion」が放映された。
(2017年にエレカシとして「風と共に」が放映された。)
11月には2ndアルバム「縦横無尽」が発売。また、アルバムタイトルを冠した47都道府県ライブツアー「宮本浩次TOUR2021−2022日本全国縦横無尽」が2021年10月〜2022年6月(当初は5月までの予定であったが、振替公演により開催期間が延長している)が開催されることとなった。
人物
ハスキーボイスが特徴。声域が広く、裏声も含めるとかなり高い音まで出すことができ、カバーアルバムでは女性ボーカルの楽曲も原曲キーで歌っている。
読書好きで、森鴎外や永井荷風、夏目漱石などを好む。一方で中原中也は「大嫌いなので絶対に読みません」と発言したことがある。また、散歩が好きで、本に掲載されていた古地図を頼りに物語の舞台を探索することがある。
この他にも自動車や急須集め、建築物の鑑賞、将棋などさまざまな趣味を持っている。
以前はかなりのヘビースモーカーかつチェーンスモーカーで、何度も禁煙に失敗してはラジオなどでネタにしていたが、2012年に急性感音性難聴になったことを機に完全に禁煙している。
代表楽曲
※いずれも個人名義
冬の花
Do you remember?
P.S. I love you
夜明けのうた
sha・la・la・la
関連タグ
サムライキャリバー…容姿のモデルが宮本ではないかと言われており、実際に「宮本と太田光を足したようなイメージ」とスタッフから言及されている。