デジトニアス(LBX)
でじとにあす
「LBXを消去する者」サンが使用する二機のLBXであり、アーマーフレームのタイプはどちらもナイトフレーム。
全てのLBXを消去する為のLBXであり、存在そのものが「毒を以て毒を制す」ものである。
どちらも昆虫を模した様な不気味な外見をしており、武器の名前はローマ神話に登場する神の名前を冠している。
同作に登場した他の敵LBX同様、誕生した経緯や機体の詳細については一切不明であり、ゲーム版『W』ではMG通常カラーのみ存在している。
以下、個別に解説していく。
デジトニアスⅠ
紫中心のカラーリングと、ヘラクレスオオカブトを意識したと思われる頭部が特徴的なLBX。
外見のモデルとなっている昆虫から、モチーフはギリシャ神話の英雄「ヘラクレス」だと思われる。
作中では、アキレスD9、オーディーンMk-2、ミネルバ改の三機を相手に互角に渡り合う程の力を持っていた事から、機体性能はあのオーレギオンにも匹敵する可能性がある。
しかし、最後はバン達の必殺ファンクション「大真空斬」「グングニル」「メテオストライク」を受けて破壊された。
複雑な形状故に公式でのプラモデル化はされなかったものの、有志による作例が存在している。
基本装備は、これまた不気味な形状の斧「サトゥルヌスサイズ」。
ゲーム版『ウォーズ』の裏ランキングバトルでは、カスタム機が花咲ランの僚機として登場しており、サトゥルヌスサイズは裏ランキングバトルの大空ヒロの僚機であるヘブンズ・アーサーが所有している。
ちなみに、『イナズマイレブンGOTCG』でカード化もされている。
デジトニアスⅡ
こちらは白中心のカラーリングと、アトラスオオカブトを意識した様な頭部を持つ。
外見のモデルとなっている昆虫から、モチーフはギリシャ神話の巨人「アトラス」だと思われる。
こちらはトリトーン、リュウビ、ヴァンパイアキャットの三機と交戦。
サンが追加で送り込んだキラードロイド・ミノタウロスの介入を始め紆余曲折あったが、最終的にバンとヒロの連携によって体制を崩され、アキレスD9に胸部を貫かれブレイクオーバーした。
基本装備は、両手銃「ウーラノスガン」。
ゲーム版『ウォーズ』の裏ランキングバトルでは、カスタム機が瀬名アラタの僚機として登場。ウーラノスガンは裏ランキングバトルの山野バンがサブウェポンとして所有している。
上述の機体にヘリオローザを加えた五種のLBXの基本装備として設定されている、ローマ神話の神の名前を冠した武器には、アニメ未登場の武器として、手甲「メルクリウスナックル」と、ランチャー「マールスランチャー」が存在している。
この二種を基本装備とするLBXは結局ゲーム版『ウォーズ』にも登場しなかったが、もしかするとレッドソル、ブルーノーグ的な立場のLBXが他にも存在して、それらの基本装備として存在していたものだったのかもしれない。