解説
CV:榊原良子
OVA『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』第8話『軍務と理想』に登場した、ジオン軍の女性士官。階級は少尉。
フルネームは公開されておらず(おそらく設定自体が無い)、「トップ隊長」「トップ少尉」もしくは単純に「トップ」と表記される。
ジオン公国欧州軍に属し、オデッサ基地の陥落によって残存兵(デル軍曹、アス伍長)を率いて撤退中、食糧補給のために地元の村に(ゲリラ組織の活動拠点とは知らずに)立ち寄る。
配下の隊員たちが主力機であるザクⅡを用いているのに対し、自身は旧式機であるザクⅠを愛機としているこだわり派。
高潔で理知的な性格の持ち主で、穏便に補給を済ませ立ち去るつもりでいたが、アス伍長の暴走によってゲリラと交戦状態に陥り、乗機を破壊され恐慌状態で対人兵器を使用、コックピットにロケットランチャーの直撃を受け死亡。
関連画像
乗機
上述の通り、『第08MS小隊』の劇中でトップ少尉が用いているのはザクⅠ。
詳細には「MS-05B ザクⅠ 後期生産型」の「現地改修機」とされる機体で、左肩のアーマーがザクⅡのものからスパイクを除いたものになっており、その他にも(地上戦に特化したと思われる)大小の改修点が見られる。対人兵器Sマインランチャーの装備もその一環と言える。
アーケードゲーム『戦場の絆』では、遠距離砲撃型の「ザクⅠ後期型」がトップ機を基にしたデザインになっている。
他作品
『Gジェネレーション』シリーズや『ギレンの野望』シリーズのうち、いくつかのタイトルでトップ少尉を使用・育成可能となっている。
『スーパーロボット大戦』シリーズでは複数のタイトルで『第08MS小隊』からの参戦があるが、ジオン勢はサハリン兄妹とノリスまでの場合が多く、トップ小隊の参戦事例はない。
また角川書店『ガンダムエース』で2003年から2006年まで連載された漫画作品『機動戦士ガンダム 宇宙のイシュタム』は、当初はトップを主人公とする構想であり、物語終盤でトップ(らしき人物)がカメオ出演している。