概要
『ホビットの冒険』において、トーリンやビルボ・バギンズと共にスマウグに奪われたはなれ山遠征に赴いた13人のドワーフのひとり。一行の一人バーリンの弟にあたる。
トーリンの遠征以前の2841年に、トーリンの父・スラインやバーリンとはなれ山遠征に出たものの、スラインがネクロマンサー(サウロン)にさらわれたことで失敗している。
原作では言及は少ないものの、親切な性格でビルボをよく気遣う描写が見られた。冒険後はそのままはなれ山に留まり、第四紀91年に340歳で亡くなった。
実写映画版
演:グレアム・マクタヴィッシュ/吹:玄田哲章
筋骨隆々とした巨漢として描かれており、仲間内では最も背が高い(150cm)。アザヌルビザールの合戦の頃はモヒカン刈りだったが、現在は禿げ上がっており頭頂部には入墨でドワーフの歴史が刻み込まれている。
トーリンに盲目的と言える程の忠誠を誓っており、『決戦のゆくえ』では竜の病に蝕まれ心変わりした彼の姿に心を痛めていた。参謀的存在のバーリンとは対照的に特攻隊長的存在で、戦闘の際には2本の斧と槌を武器に、常に仲間の先頭に立つ生粋の戦士である。
基本的にエルフを含めてドワーフ以外の種族を信用しておらず、原作と違いビルボとは他の仲間ほどは打ち解けなかった。