概要
年齢:65歳
『F-ZERO GX/AX』に登場するキャラクター。隻眼で白髪であり、マシン名のように太った体型をしている成り上がりの実業家。全身に宝飾品を身に付けている。
武器やエネルギー資源の密売を幾度となく行っているが、その度大量の保釈金を払い出所している。ブラックシャドーやデスボーンらとはまた違ったタイプの悪人。
インタビューではキャプテン・ファルコンのことは認めているが、他のレーサーのことは「つまらん連中」と評しており、目にかけていない。また、「優勝賞金で葉巻も買えない」、「寄付という名の浪費には金は使えない」と言う程のかなりの守銭奴である他、「時間の無駄」という理由でサインすらしてくれない。
一方でヒーローインタビューでは「貧乏人はいつも口ばかり」「テレビを見てるだけでは成功者にはなれない」など核心をついた台詞も多い。
また下記の専用EDではライフル銃による銃撃を行うも、その銃は遊園地の射的のアトラクションの物だった為、シオーに没収されるなどコミカルな面も見られる。
各登場作品でブラックシャドーとの関係が示唆されている。『GX/AX』はプロフィールに記述されている程度だが、『ファルコン伝説(アニメ版)/CLIMAX』では明確に描かれている。
『CLIMAX』には直接登場しないが、サバイバルモードを進めると入手出来るアニメ版のストーリーラインで彼とデスボーンの名前を見る事が出来る。
マシン詳細
名称 | ファットシャーク(Fat Shark) | 重量 | 2490kg |
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マシン性能 | ボディA/ブーストB/グリップE | マシンナンバー | 31 |
エンジン | NG-S05-GOLD×5 | 製作者 | ジーニー財閥宇宙娯楽施設推進事業団 |
名前通り重量級のマシン。貿易を通じて貯め込んだ巨万の富を誇示するために莫大な開発費用を使って完成させたマシン。日頃の悪行が原因で命を狙われることが多い為、自身の身を守るべくマシンのボディ強度も最強でありスピードも出るが、加速重視以外のセッティングでハンドルを切ると大減速する。
ブーストは回数が少ないがツインノリッタを凌駕する加速で実質A相当、グリップは低く表示されてるが実際はC相当。
最大加速セッティングでスライドターンで蛇行すると加速系バグ技「ドリドリ」が可能。
因みにマシン名は「太った鮫」ではなく「豊かな詐欺師」という意味(ただしマシンには鮫の意匠がされてあるので、ダブルミーニングの可能性が有力)。
後述する『F-ZERO ファルコン伝説(ゲーム、アニメ共に)』及び『F-ZERO CLIMAX』では登場せず、31番のマシンはエレガンスリバティになっている。
アニメ『F-ZERO ファルコン伝説』
CV:茶風林
資産家で宇宙の経済のほとんどを支配していると言われる人物として登場。こちらでもあくどい儲け方をしているほか、ダークミリオンとの繋がりも噂されている。
ゲームと違い、自身はレースに出ないものの、妨害や乱入、何でもありのF-ZEROグランプリ「デスレース」を主催してその儲けでまた経済の影響力を作り出している。また、他のレースにもスポンサーとして出資している。
用心棒として謎の凄腕F-ZEROレーサー「バーサーカー」を雇っている。
終盤ではブラックシャドー(ダークミリオン)、デスボーンと結託してF-ZEROグランプリを掌握していたことが判明しただけでなく、なんと全員がブラックシャドーその人だったことが判明する。ブラックシャドー曰く彼ら(ドン・ジーニーとデスボーン)は私の「影」とのことであり、3人が独立して行動していたりもするため影武者として用意していた(手段は明言されていないが、作中では敵対人物のクローンや自身を模したロボットが登場している)可能性もある。
ちなみに、先述の通りファットシャークは登場しないが、バーサーカーの操るF-ZEROマシン「レッドブル」に似た汎用マシンに搭乗し走るシーンも存在する。