概要
コウチュウ目 カブトムシ亜目 テントウムシ上科 テントウムシ科 テントウムシ亜科 マダラテントウ族 マダラテントウ属に分類されるテントウムシの一種。
本州・四国・九州・南西諸島に分布する。
大きさは5~7mmほど。黄褐色~赤褐色の翅をもつ。
その名の通り、翅に28個の黒い斑紋がある。
テントウムシの仲間では珍しい草食性で、ナス、ジャガイモ、イヌホオズキ、ヒヨドリジョウゴ、チョウセンアサガオなどのナス科の植物の葉を食べる。
ナスなどの野菜の葉を食害する為、農家や家庭菜園をする人からは害虫として嫌われている。
幼虫はトゲトゲのウジ虫の様な見た目をしている。
植物の害虫であるアブラムシを食べてくれる益虫であるテントウムシが来てくれた!と思って放置した結果、葉を食べられる被害が多く、そのことからテントウムシダマシと呼ばれているが、テントウムシダマシ科という甲虫の科が別に存在するので紛らわしい。
テントウムシダマシ科には、ヨツボシテントウダマシやキイロテントウダマシなどが所属する。
近縁種
日本産マダラテントウ族一覧
この仲間は全て草食性
ニジュウヤホシテントウより少し大きく、6~8mmほど。
斑紋は同じく28紋だが、少し大きい。
北海道~九州まで広く生息する。
ナス科やウリ科の植物を食べる害虫。
北海道と本州の一部に分布し、アザミ類やジャガイモの葉を食べる。
北海道に生息し、アザミの仲間の葉を食べる
関東地方と中部地方に分布する、
ジャガイモ、ルイヨウボタン、イヌホウズキなどを食べる。
斑紋は12個。東南アジアなどに生息し、日本では南西諸島に外来種として生息する。ウリ科の植物を食べる。
その名の通り、12個の斑紋をもつ。
南西諸島に分布し、オキナワスズメウリなどのウリ科植物とナス科植物を食べる。
日本では対馬、壱岐島、北九州に生息する。へクソカズラなどのアカネ科の植物を食べる。
翅に10、胸に1つの斑紋をもつ。
16個の斑紋をもつ。山梨県と長野県に外来種として生息する。インゲンマメなどの豆類を食べる害虫。
その名の通り、10個の斑紋をもつ。カラスウリなどの葉を食べる。