カードテキスト
効果モンスター
星6/闇属性/ドラゴン族/攻1900/守2600
このカードは通常召喚できない。
自分フィールド上の永続魔法カードが3枚以上の場合に特殊召喚できる。
このカードの攻撃によって相手ライフに戦闘ダメージを与えた時、
相手は手札を1枚選んで墓地へ送り、自分はデッキからカードを1枚ドローする。
また、このカードがフィールド上から墓地へ送られていた場合、
自分のスタンバイフェイズ時に、自分フィールド上に表側表示で存在する
永続魔法カード1枚を墓地へ送る事で、このカードを墓地から特殊召喚する。
概要
遊戯王5D'sにてダークシグナーと化したミスティ・ローラが使用したドラゴン族の特殊召喚モンスター。
肩や腰回りにフリルのような白いヒレがあり、胸部がやや大きく盛り上がっているなど、「クイーン」の名を冠する通り女性的な意匠が見受けられる。しかし、名前が非常に不吉であり、全体的なデザインも女王的な優雅さなど微塵も感じられない不気味な雰囲気が漂う。
自分のフィールド上に永続魔法が3枚以上存在しないと場に出せないというとある先輩を彷彿させる召喚条件を持つ。ただしこちらは魔法を墓地に送る必要は無く、強力な永続魔法なら問題なく両立させることができる。逆に言えば永続魔法を処分することはできないため、自軍の魔法・罠カードゾーンを全て埋めてしまい、自軍の動きを制限することが無いように注意する必要がある。魔法・罠カードゾーンがすべて埋まってしまい、自分の効果でドローしたせっかくのカードが使えない、なんて悲しい事態を起こさないように気を付けよう。
このカードで相手に戦闘ダメージを与えた場合、相手の手札1枚を墓地送りにし、さらに自分はデッキから1枚カードをドローできる。いわゆる「ハンデス」と「ドローエンジン」を兼ね備えるというとんでもないドラゴンである。しかしその反面、攻撃力が1900しかないという大きな欠点を抱えており、下手をすれば自分より格下のモンスターにもあっさり撃破されてしまいかねない。効果を存分に使いたいなら控えめな攻撃力をどうフォローしていくかが最大の課題となる。
ちなみに守備力は並の上級モンスターでは突破できないほど高いが、攻撃を防いだ際の反射ダメージでは前述の効果を発揮できない。第一守備表示のまま待っていてもこのモンスターに勝算も無く突っ込んでくる相手が居るはずもない。
なお、相手の手札は相手が自分で選択して捨てるため、相手が墓地に送りたいカードを任意的に送り込ませてしまう危険性もある。そこから一気に逆転されてまさにバッドエンド、なんて事態にならないように注意。また、相手の手札が0枚の場合は条件に合致しないのでドロー効果も適用されない。
フィールド上から墓地に送られていれば、発動中の永続魔法1枚をコストに自分自身を復活させることができる。1枚でも永続魔法がフィールドに残っている限り毎ターン復活の機会を得られるのはなかなか厄介。また、1ターン見送ってから改めて復活させたり、永続魔法が無くなってしまった後で補充してから復活させるといった器用な動き方もできる。
ちなみに海外での名前は「Dragon Queen of Tragic Endings」。
「Tragic Endings」は「悲劇的結末」、すなわちバッドエンドの事。そもそも「バッドエンド」は和製英語なので、本来はこちらの方が正しい表記とも言える。