「Go bang!」
概要
『餓狼伝説』の主人公、テリー・ボガードがシステム初実装の『餓狼伝説2』より使用している代表的な超必殺技。
地を走るタイプの飛び道具である「パワーウェイブ」の上位版に当たる。
飛び道具の上位版となれば真空波動拳みたいに性質はそのままに強化すると思うだろ? 誰だってそーする 龍虎だってそーした
だが餓狼は違った! 逆に!飛ばさず上に伸ばした!
それにより飛び道具だと思ってジャンプしてきた相手にぶち当てられる効果も発揮され、強いインパクトを残した。
…あんまりインパクトが強すぎたのか、以降のテリーの超必殺技はバスターウルフが登場するまでパワーゲイザーの派生系ばかりになっていた。
コマンドが当時としては複雑気味だったため、失敗して強バーンナックルなど意図していないアクションになってしまった人も多くいる筈。
コミック・SNK公式ストーリー餓狼伝説2ではジェフ・ボガードのパワーウェイブで額に傷を受けた過去を持つヴォルフガング・クラウザーが、技の出掛りを見てウェイブと見紛い、飛び込んだ事で直撃を受け倒されている。
まさに親子で掴んだ勝利。
ちなみに、かの有名なボンガロでは無印の最終話で先駆けて登場。ギース・ハワードとの決戦でとどめの一撃として使用し、見事ギースを倒した。
ゲイザー…?
一般的に「ゲイザー」と言えば英語で「観察者」を意味する「Gazer」であるが、この技名に使われている綴りは間欠泉を意味する「geyser」であり、正確な発音は某ミネラルウォーターで分かる通り「ガイザー」に近い。
しかしその知名度の高さから、他の格闘ゲームキャラが使う類似の技にも「○○ゲイザー」と通称がつけられることもしばしばある(上画像は代表格のひとつ「南斗ゲイザー」こと「南斗雷震掌」)。
また、ロックマンXシリーズの「アースゲイザー」など、格闘ゲーム以外のジャンルでも「ゲイザー」はたびたび登場する。
反面「ガイザー」が採用される事は少なく、後年にかなりの影響を与えた命名と言える。