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パワーパフガールズドウジンシ

ぱわーぱふがーるずどうじんし

2004年から2024年現在まで、SNAFU-ComicsにてVinson Ngo(ビンソン・ゴー)氏がBleedman名義(以下この名義を使用)で連載中の、カートゥーンネットワークのアニメ「パワーパフガールズ」をベースに、複数の作品(或いはオリジナル)のキャラクターが登場する独自の世界観とストーリーが繰り広げられた二次創作コミックのタイトルである。
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詳細編集

DeviantArt及びSNAFU Comicsにて、2004年1月8日に第1章1話が公開された。

第6章までは全てBleedman氏が一人で執筆していたが途中から線画(8章から再び着色も)、第7章から現在まではストーリー担当にBeeAre氏、Seiryuga氏が着色を担当していた。

(なおSeiryuga氏は第8章以降は色々あったらしくチームから離れている)


概要の通り、主人公は「パワーパフガールズ」のバブルス、バターカップ、そして特に重点的に注目されているブロッサム、そこに「デクスターズラボ」からデクスターを混じえた4人で構成されている。

悪役サイドでは、当作品オリジナルキャラクター「ベル」を中心に物語が進行する。

2タイトルの他にも様々なカートゥーン、時にはニコロデオンやディズニー、TVゲームのキャラが出ては日本アニメまで混ざった世界観となっている。

各作品とキャラクターの大まかな設定は原作からあまり変えず、年齢や性格、時には既に故人になっていたりするアレンジが加えられている。


あらすじ編集

タウンズビルの隣にある、より大きな都市「メガビル」。そこにある小学校に10代前半、思春期に入ったばかりであろう3人娘「パワーパフガールズ」が転向してきた。

彼女たちは自己紹介で「私達はスーパーヒーローであり、様々な怪人や事件と戦ってきた」とアピールをするが、クラスメイトから笑われてしまい先生にすら聞き間違いしかされずに散々な目に合ってしまう。

だが一人、その話に興味を持った少年がいた。天才少年「デクスター」は昼休みにグラウンド離れの木陰で不安そうにしていた3人に挨拶をする。

”君達の話が本当なら、僕もヒーローになれる筈だ”

と、ガールズの一人・バターカップとの勝負を申し込み、彼女はブロッサムが止めるも無視しそれに応じる。

デクスターの挑発を受け先制攻撃を仕掛けるバターカップだったが、パワードアーマースーツを展開し防御、戦闘態勢に入った。

”3人でパワーパフガールズ、ひとりだけにはしない”と、途中からブロッサム・バブルスも参戦。グラウンドで大喧嘩が始まった。

それを見ていた先生、生徒、そして遠くから見ていた謎の存在達…物語は、この4人の出会いから始まる。


第1~6章までは、有志による日本語訳されたものが用意されているので、興味がある方はカタカナで検索してみよう。


主要人物編集

パワーパフガールズの3人で最も物語に関わる、主人公或いはメインヒロイン。

メガビルの小学校に転校して、最初に深く関わる事になったデクスターに恋心を抱く。

そんな彼からは”おてんば娘”と言われている。

”パワーパフガールズは3人でひとつ”の精神を忘れた事はないが、物語ではよく単独行動及びデクスターと共に動く事が多い。

ベルからとてつもなく強い執着を受けているが……?

タイムトラベルをしたり一度死の淵を彷徨ったことがあり、その時にデクスターの秘密に深く関わってしまう。

ガールズが転校した小学校で初めて深く関わった、天才少年。

自慢の発明品を駆使して、最初はガールズの敵として対峙するが後に協力関係となり様々な戦いに挑む事になる。

ブロッサムに恋をする。思春期真っ盛りなのか、彼女の仕草などに一々反応してしまう、所謂ムッツリスケベ。

学校に秘密のラボを、図書館の本棚から地下に行けるようにしている。

そこでとある研究をしているのだが、偶然ラボに入る所を見ていたブロッサムにバレてから物語は大きく動く事になる。

ディーディーと言う姉がいるのだが…。

とある事情から両親には秘密のラボを明かしているが、許されている。

マンダークと言う宿敵がいる。またインターネット経由でたくさんの仲間が存在しており、意外と顔は広い。

動物が大好きな、パワーパフガールズのひとり。

犬のカーレッジを最初に子猫ちゃんと言ったりデクスターの事を”少年天才”と言ってしまうなど、頭はあまり良くない。

ブロッサムにはボーイフレンド、バターカップにはファンクラブが出来て孤立してしまう事を怖れるが、その時に出会ったマンディと仲良くなる。

ケンカっ早い、スポーツ大好きなパワーパフガールズのひとり。

男と言う存在を「オゲレツ」と嫌っているように見えるが、突如メガビル小学校に現れた怪物に襲われた所を、ジャック先生に救われてからは彼に淡い恋心を持つ。

いつの間にかファンクラブが出来て、トゥーティー・スージーがメインで活動している。

隠し事をすぐに見抜く観察眼を持っており、仲間の窮地にはすぐに駆け付ける。

センシティブな作品

この作品オリジナルキャラクター。パワーパフガールズのような服装で白色がメインカラー。

普段はとても物静かで、よく寝たり遊んだりする。

だが戦闘になると攻撃的になり、ストッパーになる子守役がいないと歯止めが効かず相手を殺しかねない。

非常に感情的で、特に身内の不幸事には非常に敏感。大切なモノの死には怒りを抑えきれなくなる。

ブロッサムのライバルポジションであり、物語中で幾度も彼女の前に立ちふさがる事になる。


原作タイトル、及び登場人物編集

(物語で登場回数の多い人物を表記)

カートゥーンネットワーク編集

・ ユートニウム博士

・ モジョ・ジョジョ

・ ラウディラフボーイズ

・ ディーディー

・ スーザン”マンダーク”・アストロノモノフ

・ ララヴァヴァ”オルガ”・アストロノモノフ

・ エージェント・ハニーデュー

・ ビリー

・ マンディ

・ グリムリーパー

・ ジャック先生

・ オットー・オズワース

・ カーレッジ

・ リトル・スージー

・ ウィーゼル博士

ニコロデオン編集

・ ジェニファー・ウェイクマン(ジェニーさん)

・ ノーラ・ウェイクマン

・ ジム(Zim)

・ ガー(GIR)

・ ディブ(Dib)

・ ギャズ(Gaz)

・ トゥーティー

ディズニーXD編集

その他編集

・ サマンサ(キクヒメ)


外部リンク編集

パワーパフガールズDの公式漫画ページアーカイブhttps://www.snafu-comics.com/powerpuffgirls/archive

FANDOM Wikihttps://snafucomics.fandom.com/wiki/Powerpuff_Girls_Doujinshi




歴史(以下ネタバレ注意)編集








  • 第1章

 パワパフ3名がメガビルに転校、そこで自己紹介を聞いていたデクスターが挨拶してくる。

 ヒーローに憧れるデクスターはバターカップに決闘を申し込み、コレが4人を巻き込んだ大喧嘩になる。

 ジャック先生がコレを止めるが、この騒動を遠くから見ていたベル達ヴィラン勢が何かを企んでいた。


  • 第2章

 彼女らの行為を不問としたジャック先生は

 彼女たちに罰の変わりとしてデクスターに学校の案内を任す事に。

 しかしバブルスはジャック先生の相棒・カーレッジと一緒に遊ぶ事にし外へ出るがそこで怪獣に襲われてしまう。

 3人が駆け付けるが苦戦を強いられた所に再びジャック先生が登場。

 彼が「サムライ」である事の証明として日本刀で怪獣を一閃する。


  • 第3章

 ジェニーがラウディラフボーイズと戦闘をしていた。後に物語に大きく関わる。

 ブロッサムとデクスターはとても雰囲気が良くなり、バターカップにはファンクラブが出来ていた。

 バブルスは、近くを通りかかったマンディと仲良くなり3人はそれぞれの学校生活を満喫する。

 ある日ブロッサムは、デクスターが図書室から秘密のラボに入る姿を目撃、後を追う事に。

 秘密のラボの中にて、まるでバブルスのような女性の被検体が実験台に寝かされているのを発見してしまった。


  • 第4章

 デクスターにラボを追い出されたブロッサムは、彼の事をもっと知らなければならないと思い

 オットーに過去へ飛ばしてもらい、彼女…姉のディーディーとの関係を追体験する。

 宿敵マンダークとの決闘中、デクスターを庇い致命傷を受けたディーディーは死亡してしまう。

 デクスターは親に秘密のラボ、姉の死を告白しそれらは許されたが心を閉ざしてしまう。

 彼の真実を知り一人落ち込んでいたブロッサムに、突然ベルが襲撃してくる。


  • 第5章

 最終的にヴィラン達に羽交い締めにされ、捕まってしまったブロッサム。

 「お前はデクスターにとって特別な存在だ。それを奪いに来た」

 デクスターの宿敵・マンダークがブロッサムを人質にし彼を誘い込もうとしていたのだった。

 オットーから彼女のリボンと手紙を受け取ったデクスターは2人の姉妹にはヒミツにし

 ネットを通じてクープを招集、整備していた彼のメカ「メガス」を操り合流。

 マンダークの基地前で再びキクヒメが立ち塞がり苦戦するがデクスターだけ先に行かせる。

 そしてマンダークと対峙、決闘が始まろうとしていた。


  • 第6章

 ディーディーの死はデクスターのせいだと豪語、それを受け入れてしまったデクスターは戦意を失う。

 が、今まさに死の淵にいるブロッサムまで失いたくないと奮起、救出に成功する。

 結局姉妹にバレて駆けつけて来たバブルスと

 キクヒメに一発お見舞いしてやったバターカップがブロッサムの居場所をクープに問う。

 その後、マンダークから「自分にも妹がいる」と告白、彼女まで奪う気かと自爆装置を作動

 道連れにしようと憤慨するも駆けつけた姉妹によって救出される。

 完全に消沈してしまったマンダークを救う事は出来ず、基地は爆発してしまった。

 マンダークの死を感じ取ったベルは怒り狂い、復習を誓うのだった。


  • 第7章(ココから先は英語本家のみの為、解釈違いの可能性アリ)

 事件から数日後、親友(と恋人)となった4人はいつもの学生生活に戻っていたが

 バブルスは転校してきた「オルガ」と言う少女に出逢い、踊りが得意と言う事で一緒に披露会に参加する事に。

 デクスターとブロッサムも誘われ舞台裏にいたが、そこでオルガと出会う。

 ただの披露会かと思いきや、たくさんの役人が集結。きな臭い状況になる中デクスターが急遽事件解決の為に会場探索が行われる事に。

 しかしそこで、オルガの姓が「アストロノモノフ」である事を知り、オルガこそがマンダークの妹である事を知る。

 ヴィラン側、ベルは月面にてアーティファクトの探索、発見をする。そこには謎の人物「ナーガ」がいた。


  • 第8章

 オルガの件でずっと悩み続けるデクスター、いつの間にか新しい特技”料理”ができるようになったバターカップらの計らいで

 友達をたくさん連れてビーチで遊ぶも、デクスター(とブロッサム)としては何も進展がなかった。

 数日後、学校にジェニーがやってくる。生みの親(開発者)ノーラと共に

 博物館で開催される文化祭に参加する事になり、そこで知り合ったバブルスと仲良くなる。

 文化祭当日、変装し侵入してたキクヒメによってガーをジェニーと接触させる。

 彼女を洗脳し出現させたポータルから、ベルらヴィラン勢が侵攻するのであった。


  • 第9章

 ヴィラン達に会場が荒らされる中、戦闘に参加していない人達は全員デクスターの秘密のラボに逃げる事になった。

 キクヒメと戦闘していたバターカップは、彼女がサイボーグのような特殊生命体に改造されている事を知る。

 ベルと戦闘をしていたブロッサムは、強大なエネルギー発生源の中に逃走した彼女を追う為

 途中で出会ったメン・イン・ブラックに特別なサングラスを渡され、その空間に入れるようになる。

 後を追うようにバターカップ・キクヒメも同じモノをもらい侵入していった。

 この時、一つの並行世界は終わりを迎えようとしていた。強大なエネルギーが地球を飲み込み全てを終わらせようとしていた…。


  • 第10章

 一方、別空間で激しい戦闘をしていたブロッサムvsベル・バターカップvsキクヒメ。

 力で負けるブロッサム、小賢しさで劣るバターカップ。ブロッサムの意地の反撃がバターカップの窮地を救う。

 それからお互いの戦う相手を変えたガールズ。激しい戦闘の中だんだんボロボロになっていくキクヒメ。

 バターカップが持っていた「ジャック先生の刀」を奪われブロッサムの首に突きつけられ久しぶりに人質になる。

 しかしそれを素早い飛び込みでベルの掴みを避けつつ救出するのであった。

 その刀を、ガールズに向けてぶん投げるベル…なんとベルが狙ったのは、避けたガールズの先にいるキクヒメであった。

 突然の事に戸惑いを隠せないブロッサム、これがミッションであり達成したと報告するガー。

 そこに現れたのは死後の世界から現れた守護天使・ディーディー

 そしてベルの前に一度現れたナーガ・そしてキクヒメの魂を誘うグリムが現れるのであった。


2024年現在、チャプター15が連載中。11章以降の歴史は後日追加予定。

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