インベーダー・ジム
いんべーだーじむ
インベーダー・ジム(Invader ZIM)とは、ニコロデオンで放送されたアメリカ合衆国のテレビアニメである。原作者はJhonen Vasquez.
日本では、第1シーズンが2001年5月30日から2002年12月10日に、そして第2シーズンが2006年6月10日から2006年8月19日に放送された。
pixiv内では、主にインベーダー・ジムとinvader ZIMのタグが使用される。
「極秘任務」と称され、地球に送り込まれた落ちこぼれの宇宙人ジム。
自分は優れているインベーダーで且つ種族の中でも特に優秀であるからという勘違いだらけのジムは小学生になりすまし、頼りのないおバカな相棒のガーと共に、地球でハチャメチャ・スパイ活動を開始。
それは、突然転校生として現れたジムを宇宙人ではないかと疑うクラスメート、ディブとのバトルの始まりでもあった・・・!
DOOOM!
(イラスト左が地球上での姿で、右が本来のエイリアン姿。)
ジム(ZIM)
声:リチャード・ホーヴィッツ、日本語吹替え:永澤菜教
アーク帝国(IRK)からの侵略者。自分の故郷の星を荒らすほどの破壊好きの鬼畜エイリアン。しかし天然ボケな要素があり、ハロウィンでお化けのコスチュームを着た子供たちに本気でビビっていた。
アーク帝国で侵略作戦前に行われた集会に呼ばれてもいないのに乱入し、ジムを邪魔に思った司令官から辺境にある謎の惑星へと派遣され(というのは名目で追い払われ)、相棒のロボットであるガーと共に地球へやってくる。
普段は地球人に偽装するため、「人間の瞳」風のコンタクトレンズをつけ、黒髪のカツラを装着しているが、体色は緑のまま。体色のことは「皮膚のトラブル」としている(ディブ以外の人間はそれで納得している..)。
自分より下のものへの態度や,故郷「アーク星」への忠誠心はデカい.人間だけでなく,仲間のものに対する扱いはかなりぞんざいであり,利用できるものはとことん利用するタイプ(しかし,部下であるGIRに関しては必ずしもそうではない).自分が昇進できるならば仲間の命はどうなっても構わないと考えている.
口癖は「SILENCE!(だまれ!)」や「Nonsense!(ばかげてる!)」「LIE!(嘘だ!)」など。
Dibのことは「Dib, human」、人間のことは「Stupid, stinking human(s)(バカできたない人間ども)」と呼んでいる.
カートゥン・ネットワーク制作のアニメである「スティーブン・ユニバース」のキャラクターである「ペリドット(Peridot)」の元ネタはジムであると言われている。
(イラスト左が地球上での姿で、右が本来のロボット姿。)
ガー(GIR)
声:ローゼリク・リッキー・サイモンズ/日本語吹替え:水田わさび
ジムの相棒のロボット。とにかくおバカに出来ている。普段は犬に偽装するべく、高度な技術で作られたマイクロファイバーの生地を用いた犬のスーツをかぶっている。
お菓子が大好きで、いつも自由奔放といういで立ちはなんとなくかわいらしいが、回を重ねるごとにおバカ度が増し、この子大丈夫?とつぶやきたくなる程。ジムと違い、人間への憎悪や偏見は無く、自分が気に入れば誰でも家(基地)の中に招き入れる。
おバカで奇想天外ハチャメチャロボットだが、ジムからは(一応)信頼されている。また,単純なおバカキャラなのかと思いきや,キャンセルエピソードにおいては地球を征服できるほどの力量をもつとされており、普段のおバカっぷりは演技なのかはたまた真のおバカなのかは不明。作中でも,犬に変装してクラブに侵入した際には,帰り際に沢山の女の子ちゃんを連れていた描写がある.
日本アニメであるパンティ&ストッキングwithガーターベルトの中のキャラクター、チャックの元ネタは地球上でのガーの姿であると言われている。
IZのクリエイターであるJhonen Vasquezは,チャックはガーのパクリではないか?というファンの指摘に対して「(チャックがガーだとして,)新しい舞台では暴れっぷりが少し足りない感じがした.でも,元々ヘロイン漬けになっていた彼からこれ以上は望めないっていうぐらいには良かったんじゃない」と皮肉交じりに答えている.
ディブ(Dib)
声:アンディ・バーマン/日本語吹替え:喜田あゆ美
ジムが学校に転校してきた日、ジムが宇宙人であることを見破った少年。
超常現象マニアで、普段から何につけても「これは心霊体験に違いない」等のような言動を繰り返しているため、クラスからも浮いている存在である。しかし、彼の発言内容は全話を通してほぼ当たっており、周囲の人が彼の言動を奇妙だと認識したままなかなか信じてくれないというのが本音である。
また、彼は頭が大きいと言われることを気にしている。
常にジムを監視しており、彼の正体と地球にやってきた秘密を暴かんと躍起している。
代表的な口癖は「ALIENS!(宇宙人だ!)」である。
大人になると父に似た外見になり、前髪のアホ毛が更に伸びて稲妻形になる。
妹と父親と一緒に住んでいる。父親は有名な科学者。
学校で食事をするときや休み時間の際には、ほとんどいつも妹と一緒にいる。
ギャズ(Gaz)
声:メリッサ・ファーン/日本語吹替え:寺田はるひ
ディブの妹。かなりのゲームオタクでピザが大好き。普段はローテンションのゴスっ子。
兄ディブのことを厄介者扱いしているが、学校や家などではいつも一緒にいる。
普段は目をギュッとつむっているが、自分の関心事(特にゲームの話題)を耳にすると目をパッチリ開く。
兄に対しては冷たいようにみえるが,コミックにて心配するそぶりを見せる場面がみられる.
また,クールで冷酷な面だけでなく,ゲームの話題や家族での外食となると,目を輝かせたり焦ったりするところもある,とにかくかわいい妹.
二人の司令官(The Almighty Tallest)
声:ウォーリー・ウィンガート(レッド)、ケヴィン・マクドナルド(パープル)/日本語吹替え:
目の色、着衣が赤い司令官(Red)と紫色の司令官(Purple)。
二人ともアーク帝国人の中では最も背が高い(Tallest司令官と呼ばれることも)。スナック菓子が好きで、よくお菓子を食べながら指揮を執っている。優秀そうではあるが、少々間の抜けた言動をすることも。
- ZaDr (Zim and Dib Romance)
IZにもファンフィクションの類が多数あるが、中でもZaDrというスラッシュ(yaoi)が一番人気である。
これは "Zim and Dib Romance" の略でZIMとDibのロマンスイラストや小説につけられる。国を問わず、IZ二次創作の中でも一番人気のスラッシュペアリング(一応非公式)である。
因みにクリエイターであるJhonenVは、このブロマンスを苦手としている。
以下の動画は、JhonenVがコミコンにて、ファンから「ZaDrについてどう思うか」と聞かれたシーンである。
ちなみに、ZaDrについて、彼は 「It makes me ill... to my ill prone belly.」 と、冗談交じりに回答している。
また、ZaDr以外にも、ZaTrやZaGrなどのノーマルペアリングや、他ゲストキャラとのペアリング(DaDrなど)も存在する。
以下おまけ
Andy Berman氏はDibを演じていた。
パイロット版のみBilly WestがZimの声優を務めた(Billy Westは「ルーニー・テューンズ」のバッグスバニーやペペルピュー,「レンとスティンピー」のスティンピーや後期レンの声等も務めた著名な声優である).
※pixivでは「インベーダー・ジム」よりも「invader ZIM」で検索した方が多くのイラストが表示される。
(wikiaにはアニメ本編にまでならなかった未完成エピソードについての記述もあり、IZについて一番詳細に書かれている。一見の価値あり。)