概要
パーメットとは、アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』の世界において機動兵器であるモビルスーツ(MS)や艦船などのシステムに用いられている、新たに発見された鉱物若しくは太陽系内に偏在する鉱物から発見された元素を指す。
パーメットが鉱物であるという解説の初出は、プラモデル「HG 1/144 ガンダム・エアリアル」の組み立て説明書の記載である。パーメットが元素という解説の初出は、アニメ『水星の魔女』の公式サイト「WORDS」から。
パーメットの一つ一つがお互いに情報を共有する性質があり、パーメットリンク(下記)を始めとした通信・制御など世界の基幹インフラとしてありとあらゆる機械で使用されている。
パーメットを素材や推進剤に混合または人体に流入し制御することで、医療技術GUND、モビルスーツ機構のGUNDフォーマット、スウォーム兵器のガンビットなど様々な技術が開発された。
モビルスーツや艦船にはパーメットに関連した識別コードが割り振られており、これをコンピューターで識別照合することで対象兵器が登録されているものかどうか判断するのである。
無論、資源価値としても相当高い需要を持ち、これが採掘される各惑星・衛星圏内に経済圏が移るほどとなり、地球側は衰退、そして同じ宇宙圏内でも採掘場所が変動することで過疎化が進むところが出るほどである。
フォーーーッ!!
特徴
- パーメットは、その元素の一つ一つが、情報を共有する性質を持っている。
- パーメットは、素材や推進剤に混合させる事が可能である。
- パーメットを混合された素材や推進剤は制御する事が出来る。
- パーメットは、人体に流入させる事が可能である。
応用技術 (一部)
GUND
パーメットを人体に流入させる事で、身体機能を拡張した技術。
アニメ『水星の魔女』の公式サイト「WORDS」によれば、GUNDは、宇宙に進出する基盤と考えられているという。
GUNDフォーマット
GUNDを軍事転用した、人と機体を有機的にリンクさせるモビルスーツシステムがGUNDフォーマットである。
パーメットは、GUNDフォーマットの媒介となる。
ガンビット
ガンビットの推進剤には、パーメットが混合されており、GUND-ARMの搭乗者はGUNDフォーマットでこれを自在に操る事が可能になっている。ガンダム・ルブリス 量産試作モデルLF-01とLF-02のガンビットの軌跡は赤色、ガンダム・ルブリスLF-03とガンダム・エアリアルのビットステイヴの軌跡は青色となっていた。
パーメットリンク
『水星の魔女』前日譚『PROLOGUE』では、ガンダム・ルブリスLF-03とその搭乗者エルノラ・サマヤがパーメットリンクの接続を再開する所から物語が始まっている。
『水星の魔女』1話では、ディランザ(グエル専用機)の出撃シーンにて、パーメットリンク良好とアナウンスされるなど、どうやらGUNDフォーマットを搭載していないモビルスーツにも採用されているようである。
パーメット自体は人体に使わなくても情報共有元素として扱えるため、パーメットが混入された物質の伝達システムそのものを指すと思われる。
その実として、モビルスーツに限らず、情報共有という性質を基礎理論とした、各機械のシステム管理・制御をパーメットが担っているのが本作の世界における「ネットワーク」(いわゆる電子回路、光回線やWiFiといった物の上位的存在)そのものという状態である。
それにより、本来巨大なタワーの建設が想定されている「軌道エレベータ」も、成層圏上の中継基地をハブとして、そこからパーメットによるガイドラインを敷くことで地球では射出基地の建設のみで済むようになった。文字どおりのシャフトいらずでワイヤーだけで済むエレベータである。
つまるところ、パーメットの発見こそ宇宙進出が容易になったきっかけでもある。
ノンキネティックポッド
ベギルベウに搭載された装置で、パーメット・電子対抗装備の進化形である。
『PROLOGUE』において、ガンダム・ルブリス 量産試作モデルLF-02や射出されたガンビットのGUNDフォーマットのリンクを制圧して、機能を停止させるなど圧倒的性能を示した。