コンビ名の元となったナッツについてはピスタチオを参照。また、「ピスタチオ」のみのタグで作品が投稿されていることも多い。
概要
伊地知大樹と小澤慎一朗によるコンビ。ともに東京NSC13期生である。2010年に結成。
淡々としたローテンポでナンセンスな漫才を行い、事あるごとに白目を剥く「白目漫才」で知られる。
もともとは正統派漫才からリズムネタ、大きな動きを取り入れたネタなど、ライブごとに様々ネタを変えて披露していたが、観客からの反応はなかった。2012年に解散話が出た事で、「どうせ最後だから何をやってもいいや」と思い、現在の白目漫才を披露したところ反響があり、解散を取りやめネタを詰めていくこととなった。
2014年末に『アメトーーク』内の「第2回ザキヤマ&フジモンがパクりたい1グランプリ」でネタを披露し優勝。そこからブレイクし、現在ではピンでの活動も行なっている。
なお、普段のトークでは漫才でのキャラと全く違うごく普通のものである。
2022年5月31日をもってコンビ解散を発表した。
芸風
ここでは「白目漫才」について説明する。
2人とも両手を体の前で組み、斜めに向かい合うような形で立つ。そこで、伊地知が「私の好きな○○を発表したいっと思います」などと独特の言い回しで言った後、小澤が同じく独特の言い回しで「ようやく聴かせていただけるのですねっ(聴けるのですね)」と返す。この時、時折上を向いて白目を剥く動きをする。
伊地知が「それでは発表しますっ」と言った後に、小澤が巻き舌でロールドラムの音を出し、「バン」と言ったところで伊地知が取り止めのないボケをすると、小澤が「いや、ンなんのっ」などのツッコミを行う、という流れが多い。
メンバー
伊地知 大樹(いじち ひろき)
ボケ担当。立ち位置は左。前髪をセンター分けし、両サイドからコック帽のように盛り上げた髪型が特徴。
特技にボクシングやサッカーのほか合コンやナンパを挙げているが、実際にかつてホストとして歌舞伎町のホストクラブで働いており、「春風亭嵐」の源氏名を名乗っていた。当時はNo. 1になったこともある。また、2015年時点ではホストとして籍が残っていると公言していた。
ホストとしての経験を生かし、インターネット上では「元No.1ホスト嵐」として恋愛相談などのコンテンツを展開している。
釣りが趣味。
小沢 慎一朗(おざわ しんいちろう)
ツッコミ担当。立ち位置は右。ストレートのワンレンボブが特徴。
母方の祖父はダイヤブロック(カワダ)の創設者メンバー、父はIT企業の社長という家系に生まれる。祖父母が旅行のお土産に別荘を買ってくるような資産家であったというエピソードを度々語っており、非常に裕福な家庭で育つ。またこれに関連して、幼少期非常に貧乏な家庭であった小沢一敬(スピードワゴン)と共演した際は、同姓(小沢は戸籍上「小澤」である)ながら不思議な関係だとお互いに驚いていた。
売れない時代から多額の仕送りをもらっていたため、若手芸人が直面するような困窮した生活とは無縁であり、本人も「ハングリー精神に欠ける」と自称している。
スヌーピーが好きで、グッズを収集している。
2020年10月10日に、女優の吉川莉早と結婚したことを発表した。ピスタチオが主演を務めた舞台で共演したことがきっかけであるという。