概要
型式番号DT-6800HM
旧地球統合連邦軍が開発したドートレスのバリエーションの一つである量産型モビルスーツ。
正式名称はドートレス・ハイ・モビリティ・ファイヤーワラビー(略称はDHMファイヤーワラビー)。
陸上での機動性向上を目的に開発された機体。型式番号のHMは「ハイ・モビリティ」の略称。
頭部は通常のドートレスに近いデザインだが、フレームの見直しから改良が行われているため全体的に元のドートレスより重厚な雰囲気を持つ。その一方で、重量そのものの増加はそれ程多くはない。ホバリング専用スラスターを増設し極端に大型化した推力増強型の脚部が特徴的。
なお胸部デティールがGビットと共通である為か関連が有ると推測され、ジェネレーター等は共通の物ではないかとも言われている。
戦術的利用価値が高く旧連邦時代からパイロットに人気が有った。
カラーリングはブラウン系。
背部にハードポイントが有り、ザコット一味が使用した機体は、オプション武装として火炎放射器を装備している。また、MSが持てるサイズのトランクケースを持つ事もある。
そのコンセプトは、宇宙革命軍の使用するセプテムに共通しており、『機動戦士ガンダム』に登場したモビルスーツではジオン公国軍のドムに近いと言える。
バリエーション
ドートレスHMC"ワイズワラビー"
型式番号DT-6800HMC
陸上での機動性向上を目的に開発されたファイヤーワラビーの上位機。型式番号のHMCは「ハイ・モビリティ・コマンド」の略称。
高機動指揮官機であり、違いは頭部が性能向上型に換装されている事。
詳細はワイズワラビーを参照。