CV:瀬戸麻沙美
概要
長い金髪に付けたコウモリの羽根のような髪飾りと大きなジト目が特徴の少女。頭には小さな三角帽子を被っている。
周りには複数の不気味な人形のような姿をした使い魔の「プチデビルズ」を従えている。
ルーテシアいわくミッドチルダでは珍しい「正統魔女(トゥルーウィッチ)」とされ、格闘系魔法の使い手が多いDSAA選手の中でも特異な存在として見られており、加えてその格好からシャンテからは「(聖職者の)自分とは美的感覚が合いそうにない」と言われている。
普段は冷淡な態度を取っており、基本的に小声で口数は少ない。
使用デバイスは箒型の「ヘルゲイザー」で、プチデビルズを使って相手に幻覚を見せて戦意を奪ったり、相手の名前のトリガーにして対象を完全に拘束するという独自の魔法を使う。
さらに戦闘時にはプチデビルズと融合することでヴィヴィオやアインハルトと同じく大人びた姿の形態へと変身する事ができる。
当初はあまりヴィヴィオ達とは関わっていなかったが、DSAAが一段落してヴィヴィオ達が先祖に纏わる古代ベルカ史について調べるため無限書庫に赴く事を透視魔法を突き止めると、自身も無限書庫に入り込んで彼女達に奇襲をしかけ、ハリーやミカヤをはじめヴィヴィオの友達を次々と捕らえて行った。しかし、そこに立ちはだかったルーテシアの前に敗れ、そしてヴィヴィオ達の説得を受けて観念し、最後は駆けつけたはやてによって連行された。
彼女はかつてベルカ時代のアインハルトの祖国シュトゥラに住んでいたという魔女の一族の少女の末裔で、当時はイングヴァルト王家とも深いつながりがあり、クラウスおよびオリヴィエ達とも友人関係にあったが、戦禍が酷くなるとシュトゥラと敵対する国の軍によって一族が住んでいた土地の森を焼き払われるという悲劇に見舞われてしまう。その後はクラウス達とも断交状態になってしまい、やがて彼女の先祖は自分はクラウス達に見捨てられたという恨みを抱くようになり、それがファビアがその子孫たるヴィヴィオ達を狙う理由だった。
なお、クロゼルグ一族はベルカ時代は猫耳を生やしたいわゆる亜人種族だったが、彼女にはその特徴は受け継がれておらず、長い年月の中で失われたと思われる。
原作だとDSAA予選という割と早い段階で初登場していたが、アニメでは本戦中盤に当たる第一期最終回にようやく登場と、かなり登場タイミングが遅らされていた。
「ViVid_Strike!」にも登場している。第5話において、とある人物の依頼で、雪原豹の赤ちゃんの形をしたデバイス(=フーカのパートナーデバイス・ウラカン)を連れてナカジマジムを訪れている。さらに第9話以降では、フーカとリンネの試合のスタッフの一人としてルー子ことルーテシアの自宅を訪問し、彼女と共に試合の準備と事後処理に携わっている。