概要
長寿国民的アニメ・サザエさんのopでは、締めにサザエたちと飼い猫のタマがデカい果物をかち割って中から登場するシーンがある。通常はサザエ・カツオ・ワカメ・タラ四人が先に大きい方の果物の中から登場するが、稀にサザエら出現より数秒先に、小さい方の果物からタマが出現する放送回がある。
典型例として、一度は出現したタマが、まだサザエ側の果物が開いていない事に気づき、「あっやべ」的な反応でサッと出てきた果物に引っ込み、サザエらが登場した後、何食わぬ顔で再び登場している様子がまさにフライングであることから、これを俗に「フライングタマ」と呼称するようになった。
比較的最近に認知され始めた現象であるが、最古の事例は1972年の放送であり、以降はほとんど確認されないが、2019年頃から不定期に複数回確認され続けている。
発生する放送回の多くには、日本の祝日・年中行事や、サザエさん関連の記念日が該当しているため、「サザエさん・日本関連の祝砲」との考察がされているが、フジテレビ側は、真相は「タマに聞いてみないと分からない」と、否定も肯定もしていない。