概要
物語の約5000年前に大帝国パルテノの天才(変態)科学者−レジーナ・バビロン博士によって造られた搭乗用人型戦闘兵器。正式名称は「FG−09」。
web小説#83にてフランシェスカからその存在が明かされ、#132でバビロンの施設の1つ『格納庫』にてその姿を現した。
TVアニメでは12話に一瞬だけ登場をした。
現在、ブリュンヒルド公国が多数のフレームギアを所持(正確には公王望月冬夜が個人所有)し、ベルファスト王国・ミスミド王国・レグルス帝国・リーフリース皇国など様々な国に各数十機程貸し出している。
製造目的
文明を滅ぼす怪物であるフレイズを倒す為。
フレイズの性質と能力については当該記事を参照して欲しいが、コレを正攻法で倒すには極めて強力な物理衝撃を弱点である核まで伝えるしかない。
この命題に対し前述の変態博士が出した答えが「魔力で動かせる巨大な人型でブン殴る」だったのである。
尚、単純に馬力がある為、災害救助や復旧、巨大化した魔物の討伐目的の貸し出しもされている(もっとも、各国のパイロットの技術向上というのが本当の目的だが)。
ちなみに、この世界では物理や化学が発達していないからか、「砲撃」というものが未熟で、一応火と風の魔法を用いる大砲が造られたが「フレイズを倒せる威力を出す為に必要な魔力が火と風属性の魔法使い二人分の魔力全部+不足分を望月冬夜が補填」とコスパがとても悪く、コスト度外視せざろう得ない不測の事態用となってしまっている。
各名称と性能
以下見出しより解説をする
一般機
『格納庫』にあった物をベースとする機体。
後述する専用機に対し便宜的に"旧型"とも呼称される。
専用機と比べて一部性能に特化していない・総合性能でも劣るものの、『格納庫』や『工房』のみでもメンテナンスが可能というメリットがある。
- 重騎士《シュバリエ》
搭乗者:一般騎士団員
武装:剣、盾、戦棍(メイス)、戦槌(バトルハンマー)、突撃槍(ランス)
戦矛(ハルバード)、戦斧(バトルアックス)など。
対フレイズ用決戦兵器、フレームギアの一体。『格納庫』にあった物をそのまま利用している。
現行機体の中では一番低出力だが、その分扱いやすい。
- 黒騎士《ナイトバロン》
全高:16.5m 重量:7t 乗員人数:1人
搭乗者:一般騎士団員
武装:剣、盾、戦棍(メイス)、戦槌(バトルハンマー)、突撃槍(ランス)
戦矛(ハルバード)、戦斧(バトルアックス)など。
対フレイズ用決戦兵器、フレームギアの一体。量産型である重騎士《シュバリエ》を統率する指揮官機として造られた。重騎士の1.5倍の出力がある。3倍ではない。
製造されて間もなくフレイズが世界から消えたため、実際の戦闘記録はない。
- 竜騎士《ドラグーン》
全高:17.8m 重量:6.8t 乗員人数:1人
搭乗者:エンデ 武装:晶材(フレイズの欠片、以下晶材と呼称)製の小太刀2本。
対フレイズ用決戦兵器、フレームギアの一体。高機動用の気体となっており、全体的な装甲は軽い素材で造られているため打たれ弱い。『高機動モード』に移行することにより、ハイスピードで戦場を駆けることが可能。各部に多くのバーニアが取り付けてある。
防御力を犠牲にし、機動性を重視する一撃離脱(ヒットアンドアウェイ)のスタイル。かなりピーキーな機体であり、乗り手を選ぶ。
- 白騎士《シャインカウント》
全高:16.6m 重量:7.7m 乗員人数:1人
搭乗者:レイン(ブリュンヒルド公国騎士団団長、ウサギの獣人)
武装:黒騎士と同じ
対フレイズ用決戦兵器、フレームギアの一体。指揮官機・黒騎士の改良型。ブリュンヒルド騎士団団長になったレインのために造られた機体。ブリュンヒルド騎士団の旗機である。
外装を変えただけで、機体能力は黒騎士とほぼ変わらない。
- 青騎士《ブルームーン》
搭乗者:ノルエ(ブリュンヒルド騎士団副団長、狼の獣人)
黒騎士と同型。
- 紅騎士《レッドリンクス》
搭乗者:エスト(裏世界義賊『紅猫』副首領)
黒騎士と同型。
専用機《ヴァルキュリア》
バビロンの施設である『蔵』で発見された新型フレームギアの基本設計を元に生み出された機体達。
"新型"は基礎フレームの段階から、個人の特技や資質に合わせたカスタマイズができ、機体本体へ武装追加が可能、魔力伝達触媒『エーテルリキッド』の交換が不要など、"旧型"よりも優れた点が多い。反面、機体に多く使われている晶材(フレイズの遺骸を流用した素材)を成形・硬化するのに望月冬夜の魔法が不可欠である為、メンテナンス性がかなり悪いという欠点もある。
エルゼ機・八重機・ヒルダ機の後にロールアウトした機体は、製造班が日本製ロボットアニメに毒されてしまった為、その影響が色濃く出ている。また、望月冬夜が地球から持ち込んだ銃器の原理を魔法で再現した専用銃砲も実装されている。
乗員人数:1人 搭乗者:ユミナ・エルネア・ベルファスト メインカラー:銀
武装:スナイパーライフル、飛操剣《フラガラッハ》×4
弓矢や銃の扱いに長けたユミナ専用機。狙撃戦特化型フレームギア。
装甲には光学迷彩機能が付いており姿を消すことができる。魔力で飛ばす飛操剣《フラガラッハ》は有視界戦闘用、というより自衛の為の予備装備の意味合いが強い。
全高:17.1m 重量:7.2t 乗員人数:1人
搭乗者:エルゼ・シルエスカ メインカラー:赤
武装:小型パイルバンカー×2、晶材製ナイフ×2
打撃による格闘戦闘をメインとして造られているため、頑丈さと動きの柔軟さを兼ね備えている。多層装甲による晶材コーティングがされており、機体の色はその透明装甲の下地の色が透けて見えている。
全高:18.4m(オーバーロード:37.5m) 重量:19.5t(オーバーロード:102.3t)
乗員人数:1人(オーバーロード:4人 合体後は1人でも操縦可能)
搭乗者:スゥシィ・エルネア・オルトリンデ メインカラー:金
武装:キャノンナックル、スターダストシェル
スゥ専用機。防衛戦武装型フレームギア。
高速飛行艇『グングニル』、弾丸装甲列車『レーヴァテイン』、万能地底戦車『ミョルニル』と合体し、オルトリンデ・オーバーロードとなる。フレームギアの中でもズバ抜けた防御力とパワーを持つ。内部武装は少ないが、威力の高い外部武装がいくつか開発中である。
搭乗者:ルーシア・レア・レグルス メインカラー:グリーン
武装:バックパック型各種換装備
ルー専用機。遊撃戦換装型フレームギア。
全高:17.5m 重量:8.2t 乗員人数:1人
搭乗者:九重八重 メインカラー:紫
武装:晶材製の大太刀と小太刀が一本ずつ。
八重専用機。白兵戦軽装型フレームギア。
刀による戦闘をメインとして造られている。動きやすく、守りより攻めに重点が置かれている機体。多層装甲による晶材のコーティングがされている。
シュヴェルトライテ(Schwertleite)公式画像(画像右)
全高:16.4m 重量:7.3t 乗員人数:2人(操縦者は1人)
搭乗者:リンゼ・シルエスカ メインカラー:青
武装:2連装ライフル、バルカン砲×4、3連グレネードランチャー×2、翼部ブレード×2
飛行形態へと変形することで、自由に空を飛べる機体。主に空中の敵を殲滅するために造られた。グリムゲルデと同じく、無限装填と魔力による晶弾砲撃が可能。また、翼部をブレード化して敵を切り裂くこともできる。
全高:17.8m 重量:9.5t 乗員人数:1人
搭乗者:ヒルデガルド・ミナス・レスティア メインカラー:オレンジ
武装:晶材製のブロードソードと大楯。他、大剣、メイス。
ヒルダ専用機。白兵戦重装型フレームギア。
剣による戦闘をメインとして造られている。守りに重点が置かれている機体。多層装甲による晶材のコーティングがされている。
全高:17.5m 重量:26.5t 乗員人数:1人
搭乗者:リーン メインカラー:黒
武装:胸部4連ガトリング砲×2、肩部6連ミサイル×2、脚部7連ミサイル×2、腰部機関砲×2、5連バルカン砲(左手)、装着式アームガトリング砲(右手)
リーン専用機。殲滅戦砲撃型フレームギア。
転移魔法による無限装填と、魔力による晶弾砲撃で多数の敵を一気に殲滅する機体。攻撃力は他のフレームギアをはるかに上回っているが、全力斉射をすると冷却モードに入ってしまう。オルトリンデに次ぐ重装甲を持つが、動きは鈍い。
搭乗者:桜 メインカラー:ホワイト
装備:肩部拡声機×2
桜専用機。集団戦支援型フレームギア。
桜の『歌唱魔法』の効果強度と範囲を増幅する機能を持つ。歌によっては味方のバフと敵のデバフを同時に行う事も可能。
搭乗者:望月冬夜
武装(暫定):可変型の飛操剣《フラガラッハ》×1~48
8機の《ヴァルキュリア》のデータを元に作り上げた冬夜専用機。多様戦万能型フレームギア。
広域遊撃・支援から大物相手の決戦まで幅広くこなせるが冬夜の魔力が強過ぎる為、活動限界が設けられているという切り札機体。
関連タグ
もしかして→機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ