概要
ウルトラの星の最重要施設であり、プラズマスパークの重要部分を担っている。太陽の爆発によって死の星となったウルトラの星を救うべく、ウルトラ長老たちが総力を結集して作り上げた。
半永久的に続く膨大なエネルギーを持ち、ディファレーター光線によって惑星全体の環境を司っている。何らかの原因でプラズマスパークが停止してしまえば、ウルトラの星はあっという間に熱と光を失い、闇と氷に閉ざされた死の星に逆戻りしてしまう。ディファレーター光線はウルトラ族の肉体をパワーアップすることも可能であるが、過剰に浴びすぎると逆に悪影響を及ぼしかねない危険性もあり、実際にやらかした人は火傷でもしたかのように全身から煤のような黒い煙を立ち登らせ、明らかにもがき苦しんでいた。タワー内部への立ち入りは宇宙警備隊法で厳しく制限されているという。
悪のウルトラマンにタワー内部のスパークを奪われて上述のように死の国に逆戻りされた際には、全ウルトラ戦士達は氷漬けになってしまうが命尽きる寸前でウルトラマンタロウがウルトラダイナマイトの要領でタワーに残った僅かなコアの光を守りかろうじて人間態の姿で生き延びたマンセブンメビウスがウルトラ念力でコアの光を浴びており僅かとはいえその分強い力を持っている。
また、星全体がディファレーター光線で覆われているので、異星人への悪影響も懸念されており、ウルトラの星で肉体的に弱い異星人の立ち入りが許されているのは、宇宙港スペースポートのみに限られる。例えば『ウルトラ銀河伝説』では、「ウルトラマンの力を持たない者にはこの星の光は耐えられない」として、ZAPの面々はスペースポートにのみ招かれた。ただし、M78星雲人由来でなくても、「ウルトラマンの力」を持つ者であればディファレーター光線を浴びても平気である模様。
実際にウルトラギャラクシーファイト運命の衝突にてプラズマスパークタワー近くにある広場でウルトラマンナイスウルトラマンボーイウルトラマンゼアスウルトラウーマングリージョが日光浴感覚で日向ぼっこをしている。
アブソリューティアン関係の作戦会議に参加してたイザナ女王やアンドロメロスは宇宙警備隊本部に普通に出入りしておりウルトラマンゼロの仲間のグレンファイヤーも普通に光の国のスタジアムに出入りしている。
プラズマスパークのデザインは映像作品では『ウルトラマンタロウ』でイラストという形で描かれ、『ウルトラマンFighting Evolution Rebirth』とそのステージグラフィックを流用したゲーム版『大怪獣バトル』ではデザインが変わっている。現在では『ウルトラ銀河伝説』のデザインが主流となっている。
さらにウルトラ戦士に光の祝福とでも呼ぶべきさらなる力を授ける場面もあり、単なる人工太陽ではないことが示唆されている(初代ウルトラマンは、ウルトラマンゼロがプラズマスパークの祝福を授かった際、「聖なる光が彼を選んだか」と表現した)。
先述の『FER』ではウルトラマンにエネルギーを与えてギガスペシウム光線の発動を促し、『ウルトラ銀河伝説』ではゼロスラッガーにゼロツインソードに変形させる力を与えた。
エルドラタワー
ザ・キングダムにあるディファレーター光線と同等の性質を持つカスケード光線を放つ塔。それにより光の国の戦士たちがディファレーター光線でウルトラ戦士に進化したようにザ・キングダムの住人もアブソリューティアンに進化した。
アブソリュートタルタロス含むアブソリューティアンの幹部格はアブソリュート宮殿と呼ばれる場所でディファレーター光線に含まれているアブソリュート粒子を定期的に浴びているが、そのエネルギー量はタワーをもってしても抑えきれておらず星の滅びが近づいている。