概要
登場作品は『暗黒竜と光の剣』および続編の『紋章の謎』(共にリメイク版含む)、『アカネイア戦記』に登場。
クラスは「司祭」。
アカネイア王家に仕える司祭で、暗黒戦争編のみ操作が可能。
ドルーア帝国が起こした暗黒戦争の最中、侵攻してきたカミュ将軍率いるグルニア王国軍に王都パレスを攻め落とされた際、捕虜となる。
その後アリティア軍に救出されそのまま参戦。戦争終結後は亡くなった大司祭ミロアの後を継いで国の復興に尽力した。
しかし復興を急ぐあまりニーナ王女の秘めた想いを知りながら、彼女にアリティア王マルスかオレルアン王ハーディンのどちらかとの婚姻を迫ったことが、結果的に次の戦争の引き金となってしまう。
英雄戦争ではマルス達が王都パレスにたどり着いた直後に再会。
ハーディンによって軟禁されたニーナを気遣い密かに連絡を取っていたが、それも気付かれて拷問でも受けたのか重傷を負っており(おそらく18章か19章の時間軸あたりで負った傷だと思われる)、自身の「トロンの書」と「リブローの杖」をマルスに託した後、ハーディンとニーナの悲劇を伝え、2人に対する謝罪を述べつつ事切れた。
リメイク版の『新・暗黒竜』の章別会話では素早く祖国復興を行う為に他国から王を迎える政略結婚を行う必要がある事をアストリアに話すシーンが追加された。
死に際の「ニーナ様をお救いしてくれ」の意味
ボアは死に際にニーナ様を救ってくれと懇願したがおそらくこれは「戦後、処刑されないようにしてくれ」も込められている。
英雄戦争の出来事と結果だけを見てもアカネイアは横暴の限りを尽くした結果、極めて大きい被害を撒き散らした上で負けている。
結果だけを考慮して戦後処理をする場合、アカネイアの滅亡は当然の事、生き残ったアカネイア上層部が処刑されても残当でしかないのだ。
実際、彼女も戦争と国家崩壊の原因の一つであり、戦後トップにならざるを得ない関係上、責任問題は免れないし、アカネイアを無罪放免というわけにはいかないのがわからないほどボアは馬鹿ではない。
そのため、「国は滅んでも構わないからニーナ様は無事であってほしい」と言ったのだろう。
キャラクター性能
『暗黒竜と光の剣』では司祭加入ユニットの共通事項だが初期ステータスが高く、ガトーを除けばサムソンと並び全キャラトップの初期値をもつ速さに加えて、他のステータスも高めのため、他の魔法キャラを使っていなければ即戦力として使える。ただしファイアーエムブレムの不文律とされる高齢キャラは成長率が悪いの例に漏れず成長率が壊滅的なので伸び代は無いと割り切ったほうが良い。『紋章の謎』以降では高すぎた速さの初期値がガクっと落とされた代わりに武器レベルが伸びた。
『新・暗黒竜』でも他の高齢キャラの成長率が見直されているのに更に悪化しており、固有兵種のバヌトゥを除けば成長率は全キャラ最低値にされてしまった…ただ加入時点でオーラとエクスカリバー、リザーブを除く全ての魔道書と杖が使える程武器レベルは高いのでRTAプレイヤーにならおよびがあるかもしれない。