ボブ・オグデン
ぼぶおぐでん
「さて、ゴーントさん。単刀直入に申し上げますが、息子さんのモーフィンが昨夜半過ぎ、マグルの面前で魔法をかけたと信じるに足る根拠があります」
イギリス魔法省の魔法法執行部に勤務していた魔法使いの男性。1920年代に魔法警察部隊の部隊長を務めていた。
1996年9月7日より以前に死去したが、その前にアルバス・ダンブルドアにゴーント家を訪問した際の自身の記憶を提供しており、本編には第6巻『謎のプリンス』でハリー・ポッターとダンブルドアが憂いの篩でその記憶を見る形で登場する。
背が低く小太りな体格。牛乳瓶の底のような分厚い眼鏡をかけており、そのせいで目がモグラのように小さな点に見える。
マグルに関する知識に疎いため、リトル・ハングルトンにあるゴーント家にマグルに擬装して赴いた際は、「ワンピース型の縞の水着の上に燕尾服を羽織り、その下にスパッツを履く」という珍妙な服装であった。
過激な純血主義者に凄まれたり、罵倒されたりしても毅然とした態度を崩さず、淡々と任務を遂行する。
「モーフィンは9月14日、口頭尋問に出頭し、マグルの面前で魔法を使った事、さらに当該マグルに障害を与え、精神的苦痛を加えた事につき、尋問を受ける事」
1925年、魔法警察部隊の部隊長であった彼は、マグルの男性に蕁麻疹の呪いをかけた容疑でモーフィン・ゴーントに同行を要請したが、激昂したモーフィンとその父・マールヴォロによって追い返される。一旦姿くらましで魔法省に引き返したが、15分後に仲間を引き連れてゴーント家に再度赴くと、マールヴォロとモーフィンを取り押さえて連行した。モーフィンは既にマグル襲撃の前科を持っていたため3年間、マールヴォロはオグデンの他に魔法省の役人数名を傷つけたため6ヶ月間、それぞれアズカバンに収監されることになった。