概要
セドリック・ディゴリーの父親。
魔法省魔法生物規制管理部の職員
血統
闇の魔法使いと戦う専門組織「闇祓い局」を創設したイギリス魔法大臣エルドリッチ・ディゴリーを先祖に持つ、魔法界の中でも旧家の生まれ。
エイモス自身は『警察』の発音を間違えている事からマグルの中で生活をしたことがない純血あるいは半純血の魔法使いと推測される。
人物
優秀な一人息子セドリックを溺愛しているいわゆる親馬鹿。
寡黙で自分の優秀さをひけらかさないセドリックとは対照的に息子の優秀ぶりを自慢して回っており、それに関してセドリックは少し恥ずかし気ではあるが親子仲自体は非常に良好。
息子が三大魔法学校対抗試合の代表選手に選ばれた際は妻のディゴリー夫人と共に最終試練の応援に駆け付けた。
アーサー・ウィーズリーとは知り合いで互いの家も比較的近くにあるため、クィディッチ・ワールドカップが行われた際は共同でチケットとテントを使うなどしていた。
容姿
原作では長身。ゴワゴワした髭を生やしている。
映画版では原作の描写と掛け離れた容姿であり、髭はなく眼鏡をかけている。
寮
組み分けされた寮は不明だが、先祖のエルドリッチと息子のセドリックがハッフルパフだったことから彼自身もハッフルパフの可能性がある。
息子の死
三大魔法学校対抗試合の第一の試練、第二の試練と順調に勝ち進んだセドリックはハリー・ポッターと共に最終の試練に同着優勝でゴールした。
しかしヴォルデモートの完全復活を狙っていたバーテミウス・クラウチ・ジュニアとピーター・ペティグリューの策略でハリーと共に敵地へと誘き出されてしまい、セドリックはペティグリューの放った死の呪いによって死亡。ホグワーツ、そして両親の元へはもの言わぬ帰還となった。
後に正式に優勝者となったハリーはせめてもと優勝賞金をディゴリー夫妻に渡そうとするが、二人は息子の遺体を持ち帰ってくれたことを感謝しつつも賞金を受け取ることはしなかった。
呪いの子にて
ハリーの息子、アルバス・セブルス・ポッターを主人公とした第8巻「呪いの子」にも登場。
2020年の段階でディゴリー夫人に関する言及が無いことから、妻とは死に別れている可能性が高い。
聖オズワルド魔法使い老人ホームに入居しており、ハリーの元へ姪を連れて訪れてくる。
おりしもセオドール・ノットの所持していた逆転時計を回収した直後であり、闇祓い局の局長に就任したハリーに「過去に戻ってセドリックを生き返らせてほしい」と懇願。
断腸の思いでその申し出を断ったハリーを糾弾し帰っていったが、その場面を立ち聞きしていたアルバスと親友のスコーピウスが共にセドリックを生き返らせようと奔走するきっかけとなる。
後にハリーとドラコ・マルフォイがエイモスの元を訪れると、彼は「自分も妻も一人っ子なので姪など生まれるはずがない」と発言。
このことからエイモスをはじめ入居者全員が錯乱の魔法にかかっていることが判明し……。