概要
生態や形態は有胎盤類のリスやヤマネなどに似ている(収斂進化の一例)
オーストラリア、ニューギニア島、スラウェシ島に生息する小~中型の樹上動物である。尻尾の一部に毛で覆われていない部分が存在し、大臼歯の歯冠が小さく、横方向にエッジし、前脚には鉤状の爪が生え、後ろ脚の親指には爪がないのが特徴である。
後述のようにポッサムには多くの種が存在し、生態・形態は多様である。
名前の似た動物に北米や南米に棲むオポッサムがいる。紛らわしいことにオポッサムも有袋類である上に、一部の種では生態がポッサムに似ている。
また方言によってオポッサムをポッサムと言ったりポッサムをオポッサムと言ったりすることもあるとため輪にかけて紛らわしい状態になっている。
どちらも語源は同じであり、オポッサムとは別系統の分類群であるクスクス科がオポッサム科と混同されてオポッサムと言われるようになった挙句語頭の母音が脱落(英語あるある)してポッサムになったといわれている。