概要
2023年1月発売の『CYBERSTORM ACCESS』から収録されたテーマ。
ヴィサス=スタフロストを中心とした新世壊のシナリオで四番目のストーリーにあたり、対応する世壊は伍世壊=カラリウム。
ヴィサス=スタフロストに関連するストーリーテーマのため、魔法・罠にはサーチ先や発動条件にヴィサスが含まれている。
過去に登場したスケアクロー、ティアラメンツ、クシャトリラと比較してもヴィサス=スタフロストとのシナジーが強く、あちらを意識した効果が多いのが特徴。
主戦術は自分フィールドのマナドゥムチューナーをヴィサス=スタフロストやマナドゥム・リウムハートで破壊、フィールド魔法の伍世壊=カラリウムで蘇生してシンクロ召喚を狙うというもの。
マナドゥムチューナーは全て攻撃力0のレベル2で統一されており、共通効果による特殊召喚によってマナドゥム・リウムハートでサーチしてそのまま展開できる上、破壊された時の固有効果と伍世壊=カラリウムが存在する場合はその蘇生効果で展開していく。
展開力に特化しており、その気になれば20回以上もの特殊召喚を繰り広げる壮絶なコンボが可能。
そのため増殖するGとニビルが天敵中の天敵で、妥協盤面を作るのにもかなりの回数モンスターを召喚してしまうのが弱点。
加えて初動ごとに展開ルートが複雑に変化する上、1ターンにかかる時間が非常に長いので、使用者は勿論対戦相手にも多大な負担を掛けかねない、扱いが非常に難しいガラスのようにピーキーなカテゴリである。
メインデッキのモンスターは天使族のチューナーモンスターが中心だが、マナドゥム・リウムハートのみ戦士族となっている。
カードテキスト
マナドゥムチューナー
このカード名の(1)の方法による特殊召喚は1ターンに1度しかできない。
(1):自分フィールドに「ヴィサス=スタフロスト」または攻撃力1500/守備力2100のモンスターが存在する場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊された場合に発動できる。
(固有効果)
余談
名前の由来はサンスクリット語で心を意味する「マナス」と半球状の屋根を意味する「ドーム(dome)」を組み合わせたものと思われる。
またマナドゥムのイラストには必ず自然が映っており、原始宗教における神秘的な力である「マナ(mana)」やヴィサス=スタフロスト及びその関連カードがヴィシュヌの化身がモチーフとされる上にカラリウムが「伍」世壊であることからヴィシュヌの第五の化身「ヴァーマナ」も掛かっているのかもしれない。
登場しているマナドゥムチューナーはそれぞれスケアクロー、ティアラメンツ、クシャトリラの世壊を模した球体の中で暮らしており、その全てが「〇〇ハート」モンスターに酷似している。また、なぜか共通して甚平を着ているのも特徴で元となった「〇〇ハート」モンスターと比べるとかなり穏やかな印象を受ける。
ザ・ヴァリュアブル・ブックEX3によると、彼らはヴィサス=スタフロスト自身も認知していない精神世界「カラリウム」にて生まれる小さなエネルギー体であり、マナドゥム・リウムハートはここを守護している。
更に「カラリウム」の大樹には負の感情を開放し、喜びで包み込むことでマナドゥムに生まれ変わらせる力があるとのこと。
背景ストーリーでは
スケアクロー・ライトハートの助言もあり何とかクシャトリラ・ライズハートを倒したものの、その策略でヴィサス=スタフロストは負の感情に飲み込まれ破壊衝動の化身ヴィシャス=アストラウドへと変貌してしまう。
自身諸共世界を破壊しつくそうとするヴィシャス=アストラウドを止めるべく、彼の精神世界の住民であるマナドゥムたちはマナドゥム・リウムハートに力を託して消滅。マナドゥムたちの力によってマナドゥム・プライムハートへ進化したマナドゥム・リウムハートはヴィシャス=アストラウドに立ち向かい、決死の一撃をもってヴィシャス=アストラウドを鎮静化。しかし、これにより力を使い果たしたリウムハートも消滅し、度重なる負荷によって「カラリウム」もひび割れ始めていく。精神世界が崩壊を始める中で、ヴィサス=スタフロストが下した決断とは…