概要
学名の意味は「反芻するウマ」。
肩高1m。
食べ物は草。
生息年代は中新世中~後期。
特徴
絶滅したウマの仲間である。進化黎明期のウマ類は森林に棲み、木の葉を食べる動物であったが、このメリキップスは草原に進出し、硬いイネ科の禾本性植物を常食にするようになった最初のウマだと考えられている。四肢の指の数は3本でしたが、既に真ん中の1本(我々人間で言うところの中指に当る)が大きくなっていた。体躯も大きくなり、現在のポニーくらいになった。
因みに、学名に「反芻する」と在るが、ウマの類は所謂反芻は行わない。ウマは一般に極めて発達した歯と盲腸を持ち、よく噛んで食べた草を盲腸に蓄えて醗酵させ、消化吸収する。メリキップスも程度に差はあれ、同じ方法を取っていた事であろう。