概要
ストライカーパック「ライトニングストライカー」を装着したストライクガンダム。
2003年に開催された「機動戦士ガンダムSEEDメカコンテスト」のストライクガンダムカスタマイズコンテストにおいて、一般公募の中から選ばれたデザインを再デザインしたもの。
武装は70-31式電磁加農砲(レールガン)のみだが、大型のパワーパックを搭載しており、他のストライカーパックよりも長期間の作戦行動が可能であることに加え、友軍機にエネルギーを供給することも出来る。
I.W.S.P.と同様に要求されたスペックを満たせずにお蔵入りとなった幻のストライカーパック。こちらもオーブ連合首長国に開発計画が譲渡されている。
キラがフリーダムに乗り換えたあとにストライクのパイロットとなったムウ・ラ・フラガが運用試験を行っていたが、偶発的に起こった戦闘でパックは破壊されてしまっている。
ライトニングストライカーは、後にデルタアストレイでスローターダガーの装備として再登場したが、やっぱり破壊されてしまった。
ライトニングストライカー
型式番号:P204QX
元は地球連合からIDEX社に稼働時間の150%増を目的として開発が依頼されたが、要求性能を実現するには、大型バッテリーや冷却システム搭載による筐体の大型化、それによる重量増加による機動性の低下、それを補うスラスターの追加と出力の強化が図られたが、別の問題(廃棄熱による運用への支障、それを解決する為の冷却システム搭載による更なる重量増加)・・・という悪循環が発生し、IDEX社で開発が棚上げされた。
後に開発を引き継いだモルゲンレーテ社が新型の大容量パワーパックと小型化・高性能の冷却システムを開発し搭載したことで、ようやく実用化された。
METAL BUILD版では、モルゲンレーテ製の1号機と、MS再開発計画『オルタナティブ・プロジェクト』で再生産された物が登場し、ストライカーの側面ユニット『コンポジット・ポッド』は『コンポジットウェポン・ポッド』に改良されている
開発当初はコンポジットウェポン・ポッドの高感度センサー群に原因不明のノイズが発生し所定の性能を発揮出来なかった。後にこれは試験運用段階のセンサーがポッド本体の干渉を受けていることが判明。対策としてセンサー群の遮蔽カバーと可動機構が追加された。
METAL BUILD版は、自立飛行機能が搭載され、ストライク本体との間に超長基測距モードを構築できる。
この状態では70-31式電磁加農砲の初速は約3割減だが、超高精度照準が可能となり、宇宙空間での有効射程が最大で38万km以上に延伸する。(38万km=大体地球ー月面間の距離)
武装
ライトニングストライカーのみ記載
70-31式電磁加農砲(レールガン)
本機の主兵装。普段は二つに分割された状態で両前腕にマウントされ、使用時に合体させてバッテリーパックから、有線でパワー供給をうける。
Hi-DEW (高指向性エネルギー兵器)
超精密狙撃用の実験兵器。
コンポジットウェポン・ポッドのテストマウントに搭載された。
スポッティングライフル
ライトニングストライカーの下部にマウントされ、加農砲と弾道特性をマッチングしており、有重力下での照準補正などに使用される。
小話
なお、元々は高機動力と重装甲による突撃戦用のストライカーとしてデザインされたものだったらしいが、そのままでは高機動力の部分がエールストライカーと被ってしまうため変更されたらしい。