「自分が住めるか住めないかなんて関係無い。父さんや皆が望んでいた海を見れれば、それで…」
演/CV:柴木丈瑠
概要
とある海の底に築かれた水の都に暮らしている水の民と呼ばれる部族の青年。しかし、数百年前この海域は水を生み出す力を持つプレシャスである「アクアクリスタル」が寿命で消失したことにより干上がって訪れた砂嵐で水の都は埋もれてしまい現代では水の民は砂漠の下で耐え忍ぶしかない生活を送っていた。
新しく結晶化するアクアクリスタルを見つけて海と本来の水の都を復活させることを求めその在処を先祖達が記したクリスタル文書を元に探していた。捜索の為の長い旅にも耐えうる強靱な肉体を望んだ彼は、リュウオーンとの取引で強靭かつ地上での活動に耐えられる邪悪竜の姿に改造してもらう。
活躍
水の都を復活させて息子にその光景を見せてやりたいとアクアクリスタルを求めたが命を落とした自身の父の望みを叶えるべく、長老マギが止めるのを押し切りアクアクリスタル捜索の旅に出る。だが種族の特性上、水が無いと満足に活動出来ず行き倒れになっていたところをジャリュウ一族に拾われ、二度と元の姿に戻れないリスクを覚悟の上でリュウオーンのテクノロジーによって改造手術を受け、邪悪竜としての姿となる。
だが、多くの民が捜索で帰らぬ者となっていたことに嘆きこれ以上の犠牲者を出さない為に水の都の復活に反対していたマギにクリスタル文書を消されてしまい、その事でリュウオーンの不興を買ってそのまま見限られてしまう。そもそもリュウオーンはアクアクリスタルの在り処を知る為に彼を利用していたに過ぎず、クリスタルの在処を突き止めたら最初から始末するつもりでいた。
リュウオーンの嗾けた邪悪竜ナーガに襲われると、其処へ水の都と関係を匂わせていた彼が気になっていた明石に助けられる。明石に命を救われたのを受け、文書の内容を覚えていた彼と共に霞谷の火口内にアクアクリスタルがあるのを突き止めた。
ジャリュウ一族の再襲撃を受けるもボウケンジャーの援護、その必死さに心打たれたマギの励ましとジャリュウ一族の力を得て溶岩地帯に耐えられるようになった肉体により念願のアクアクリスタルを手に入れ、水の都の復活と言う悲願を成し遂げたラギ。ずっと見たかった雄大な海の光景を見れたものの其処に入る為に必要な水の証を改造手術の際に失っていた為、海の中にある都へ足を踏み入れる事は不可能となっていた(海に体が浸かった途端拒否反応のような痺れが走る描写があった)がそれでも彼に後悔は無かった。
だが、諦めるのは未だ早かった。形見として持っていた父親の砕けた水の証をマギから託された明石は、サージェスの力で証を再生させていたのである。証を手渡されたラギはその効力によって生まれて初めて水の都に足を踏み入れる。
そして、父親の願いを改めて叶える事が出来たのであった。
余談
- デザインモチーフは『爆竜戦隊アバレンジャー』のバキケロナグルスである。
- 演じる柴木氏は5年前の『百獣戦隊ガオレンジャー』にて、ガオブルー/鮫津海役としてレギュラー出演していた。更に同Taskでは『救急戦隊ゴーゴーファイブ』の巽モンド博士役のマイク真木氏が水の民の長老・マギ役としてゲスト出演している。
- また、パワーレンジャー・オペレーション・オーバードライブではマーキュリーレンジャーの変身者の怪人化した姿として登場している。
関連タグ
バキケロナグルス:デザイン元ネタ
アクアクリスタル(ボウケンジャー):探していた物