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※Wikipediaの情報を元に書いています。ここに書かれた情報が正しいとは限らないことを留意しておいてほしい。


概要*編集

1946年1月4日にイギリスのリヴァプールで産まれた。彼が生まれてすぐ彼の両親の仲に亀裂が入ったようで、父とは顔を合わせることもほぼ無かったという。その後、母親の統合失調症の影響もあり彼の生活は酷いものだったという。

1971年1月1日に彼はジェニー・チャンドラーと結婚し、彼女は彼にとって大きな支えとなった。

彼自身は不可知論者であり、神のような存在は是とも非ともせず、信仰を持つことは否定しないが神が運命を握るようなことはないと思っているそうである。彼がホラー作家をやっているのは彼自身がホラー作品に感銘を受け多くの作品を楽しんだからとし、おかげで50年以上執筆活動を続けている。ちなみに彼自身は活発でユーモラスな人物で、ホラー作家になってなかったらコメディアンになってたかもしれないと言っている。ちなみに彼は映画好きとしても知られ、一部作品にはその影響が見れる。


作品・作風*編集

そんな彼の作品は言葉巧みに読者を非日常的で異様な恐怖に落とし込む。子供の無垢故の危険性、信仰への懐疑を人が禁じたがること、スケープゴート等がよく題材に用いられる。


彼は11歳の頃から話を考えており、この頃のGhostly Talesは当時は出版されなかったものの周囲からは高く評価されており、30年後に雑誌に載ることになる。そんな彼は昔からラヴクラフトの作品の非現実による恐怖の表現を好んでおり、彼自身クトゥルフ神話に関わる話をいくつも書いている。その集積として湖畔の住人が初めて出されたのは彼がまだ18の頃である。当初はラヴクラフト作の地名などを使用していたが、後にオーガスト・ダーレスの提案により既成の物の代わりにセヴァーン谷などのオリジナル要素を入れていく。彼が生み出した架空の都市ブリチェスターは彼の故郷リヴァプールに大きく影響されており、2005年の彼によるSecret Storiesはもうリヴァプールが直接舞台となっている。

1964年から1968年の間にラムジーは多くの作家の作風に触れたことで自身の作風も新しいものにしようと取り組んでおり、この頃の集積としてDemons by Daylightが作られ1973年に発売される(本当はもっと早く出る筈だったがダーレスの死により延期された)。その間彼はラヴクラフト的作風を突き放していき、後に彼はラヴクラフトに対し否定的な意見を述べることになるが、それでも彼は自身が作家になるきっかけとなった重要な作家としている。

その後少し迷走しSF等も書いたりしたが、1976年に彼のThe Height of the Screamが出る頃には彼は現代ホラー作家の代表格の1人として認識されるようになった。

彼の執筆活動はとどまることを知らず、次々と作品を生み出していく。1976年のThe Doll Who Ate His Mother(母親を喰った人形)や1979年のThe Face that Must Dieでは、執着や狂気や乖離など、不可解な「悪」の精神面の表現に本格的に取り組んでいく。1980年代にはフリッツ・ライバーの作風を気に入り「日常を壊さずにそこに潜む超常的な恐怖を表す」ことを1つの目的とする。いくつかの作品は詰め込めすぎてゴタゴタになったが、他では言葉巧みに不安を煽る彼の描写力が光る。1990年のMidnight Sunはいろんな作風の影響を受けており彼自身は失敗と言うが、この頃の彼の作品の中では最も特筆すべきというファンも多い。

世間でのホラーの売れ行きが低迷しホラー作品そのものも減っていったことで、1998年からは超常的ホラーから少し遠ざかり犯罪を取り扱うスリラー的な作品を出していく。途中、2003年には再び超常的ホラーに戻ったりもしたが2006年にはまた犯罪スリラーに戻ってる。

2010年からは、後の彼の後の作品によく見られる「日常の会話における混乱」によるユーモアの片鱗が現れている。また、過去の作品の内容に触れるものも幾つか書いており、The Searching Dead(2016)、Born to the Dark(2017)、The Way of the Worm(2018)の三作品は合わせてブリチェスターを舞台にダオロスに纏わる事件を描く。

2018年以降は年を取るということをストーリーに意識的に取り入れて描写している。


前述の通り彼は映画好きであり、多くの作品をノベライズしたりレビュー等の記事を書いたりした他、2007年のThe Grin of the Darkは彼の映画の歴史への興味が如実に現れている。


また、彼はホラーやスリラーだけでなくファンタジーものも書き、剣士ライアを主人公とするシリーズがある。


関連タグ*編集

小説家 ホラー小説 コズミックホラー スリラー小説 ハワード・フィリップス・ラヴクラフト フリッツ・ライバー

映画 ノベライズ

グラーキの黙示録


彼の作品登場のクトゥルフ神話関連*編集

グラーキ:「湖畔の住人」より。隕石で飛来しブリチェスター近くの湖に住んでる。背中に多くの棘が生えたナメクジのような姿で、刺されるとアンデッド化し彼(?)の従僕となる。もう助からないゾ♡

イゴーロナク:頭が無く手に口がある太った人間のような姿。普段は深淵の先の壁の向こうに眠るが、ある本により邪悪な願望を持つ者の下へ召喚される。彼に選ばれた人は邪悪な行為を働く。

アイホート:白い塊に無数の目と無数の脚が生えてる。従僕になるかを聞いてきて、断ればその者を押し潰して殺し、受け入れればアイホートの雛を植え付けられる。最期にはアイホートの落とし子達が体を裂いて出てくる。理不尽。

緑の神:名称不明の、植物でできたモアイ像のような姿。その身を食べると体がウサギのような毛むくじゃらの生物に変容させられる。そうなった者は人にこの神の身でできた野菜をお裾分けして仲間にしようとする。アイロール(Ei'lor)と多く類似する。おいお前も野菜食わないか?

グロース:普段は赤錆色の岩石型惑星の姿だが、巨大で真っ赤な目を1つ持っている。歌いながら宇宙を漂い、通りすがった旧支配者外なる神を目覚めさせている。滅亡を呼ぶ星。

ダオロス:ベールを剥ぎ取る者。人の感覚は世界を正しく捉えることができないが、この神はありのままの世界を見せてくれる。認識というベールによって慈悲深く隠された悍ましい現実が見えてしまったそこのあなた、SAN値チェックです。

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