ラーダー
らーだー
- 『機動警察パトレイバー』に登場するロボット(レイバー)の内の一機種。
- 『FEZ(ファンタジーアース ゼロ)』のラーダー。装備品の一式の名称。
- 『インド神話』に登場する女性→ラーダーラーニー
この項では、1について記述する。
『機動警察パトレイバー』に登場するレイバーの内の一機種。
陸上自衛隊が配備している戦術指揮用の多脚レイバーである。
注)「機動警察パトレイバー」はメディアミックス作品の為、作中での描写、設定資料全集、ムック、雑誌によって設定の相違点が非常に多い事にご注意下さい。
レイバー部隊の指揮統括用機体として開発された六脚型の多脚レイバー。後方からの戦闘指揮用であるため軽武装である代わり機動力が高い。乗員も操縦担当と部隊指揮兼火器管制担当の2名が搭乗する複座型。
車輪走行と足による歩行の切り替えが可能。センサー情報をゴーグルから網膜に投影する方式であるためモニター類がほとんど無く内部がすっきり広いのが特徴。自前の各種センサー類だけでなく、リンクした複数の味方機の情報を統合して情報収集できる。
多脚、傾斜した直線で構成された胴体、車体左側に頭部状のセンサーとその直下に操縦席、右側に武装、といった具合にHAL-X10と共通点が見られる。
菱井インダストリー&篠原重工の共同開発だろうか?
上から見た全体絵
劇中における描写
劇場アニメ版
白く塗られた機体に大きく「UN」と描かれたPKO仕様機のコールサイン「GONG 0」(ゴングゼロ)が登場。
柘植行人が乗り込み97式改「ハンニバル」を複数機擁するレイバー小隊を指揮していたが、地雷を踏んで6脚の内半数を損傷して移動不能になってしまう。そこに装甲車を擁する反政府ゲリラ部隊が襲来。レイバーの苦手とする熱帯雨林であったこと、他部隊の支援が無かったこと、政治的理由で攻撃が許可されなかったことなどが重なって部隊は多数のATM(対戦車ミサイル)で一方的に攻撃され壊滅。ゴングゼロは柘植の独断で25mmチェーンガンで反撃するも、ATMを左側面に撃ち込まれて撃破された。この攻撃によりパイロットは死亡したが、直上のコマンダー席にいた柘植行人は負傷しながら生還している。