ユニオンの最初の特型空母・レンジャーです!
大西洋に配属されていた間に主に輸送と空母の護衛を務めました。
特別嚮導? べ、別にそれのために派遣されたわけじゃ...
で、でも......どうしてもというのなら(小声)――何も言ってないわよ!
プロフィール
レアリティ | N→R |
---|---|
艦種 | 軽空母 |
陣営 | アズールレーン・ユニオン |
艦級 | 同型艦なし |
イラストレーター | Enka |
CV | 浅川悠 |
入手手段 | 特型艦建造、海域ドロップ、支援要請 |
自己紹介 | ユニオンの海軍初の空母として設計された船、レンジャーといいます。大西洋に配備されていた際は、最大の空母として様々な任務に従事しました。一応空母ですけど…変な期待をしないでよね! あなたのためにヘンなことなんてしないんだから! |
概要
ゲーム『アズールレーン』に登場するKAN-SEN(キャラクター)のひとり。
初期実装のいわゆるコモン組で、入手・限界突破とも容易。
キャラクター像
容姿
赤毛をカチューシャで纏め、タンクトップの上にジャケットを羽織っている。他の空母と違い空母を発艦させるためのトリガーが、甲板を模した構造物につけられている。また、その甲板の上にその豊満な胸をのせており、艦橋と近いことから艦橋を観察している指揮官を勘違いすることも(もしくは指揮官がわざとやっているのか)。
初期はゲームの仕様上CVが実装されていなかったが、主にピンク髪と爆乳から「どこかで見たような気がする」と言う声が多かった...なんて言っていたらその既視感の正体と中の人が一致してしまった。言わんこっちゃない。
性格
史実ではアメリカで初めて設計段階から空母として設計された空母であること、訓練用に運用された艦歴から先生キャラとなっており、実際Z23やZ19から「レンジャー先生」と呼ばれている様子がうかがえる。
指揮官を構ってあげたい様子がぽんこつ気味のお姉さんキャラの雰囲気を感じさせ、どちらかと言うと教え子に振り回される新米教師や家庭教師のようである。
『ねだめカンタービレ』『ベルサイユの百合』ほか、どこかで聞いたことのあるタイトルの少女マンガを愛読し、指揮官とそんな風になれたらいいなーなんて思ってい...ないそうである。
なお、作戦以外に教えられるのはせi…保健体育ぐらいらしい。おい、今何を言いかけた。
保健はともかく体育の方は実際どうなのかについては不明。まあ、訓練用と言うからには体育も出来る方なのだろう。
セリフの節々からピンクな雰囲気を醸し出しているものの、指揮官に対する反応からどうもウブな様子。
性能
スロット配分は攻撃機2/爆撃機3/爆撃機3。
およそNレアとは思えない火力オバケ。スキルが発動しようものなら画面が火に染まり、正規空母を差し置いてMVPをかっさらうこともしばしばある。
一方で戦闘機を搭載しないため制空値は低く、前衛か他の空母で敵航空戦力を片付けないとHPが瞬く間に消し飛ぶ。また、正規空母同様に武装3枠全てが艦載機という性質上、装填値が軽空母にあるまじき低さ(改造してもSSR正規空母並みに遅い)のため、攻撃の回転率も悪い。
とはいえ、ノーマル艦としては非常に優秀なもので、しっかりとお膳立てさえすれば低燃費艦隊の一角として面目躍如の活躍をしてくれるだろう。
改造
ずっと叶わなかった近代化改修がついに完了しました!
これからもレンジャー先生に嚮導を任せなさい♪
サービス開始直後に改造が追加された。
脚部艤装がメカメカしくなり、甲板もクロスボウから蒸気カタパルト式に改造されている。また服装の方も、スカートから黒色のパンツに着替え、白い帽子を新たにかぶっている。
敵を狙う体勢は胸やお尻が強調された扇情的なもの(関連イラスト参照)に。先生、わざとやってませんかね?
性能の方はというと、さらに火力オバケぶりに磨きがかかっている。
素の航空値はもちろん爆撃機スロットの補正値が大幅に伸び、さらにあろうことかダメージ倍化スキルまで引っ提げている。
スキル
- スクランブル(攻撃)
自身の航空攻撃時5.0%(最大15.0%)で発動。航空攻撃をすぐに再使用可能にする |
博打要素が強いが手数をシンプルに増やせる。
競合はロング・アイランドとボーグだが、火力面では差別化を図るまでもないだろう。
- 強襲空母(攻撃) ※要戦術啓発
自身の航空攻撃時15%(最大25%)で発動。10秒間自身の与えるダメージを2倍にする(効果は重複しない) |
スクランブルと合わさればそれはもう大変なことになる(確率3.75%)。とはいえあまり期待はせず、どちらか発動すればラッキー(36.25%)ぐらいで考えておこう。
史実解説
モチーフになったのは、アメリカ海軍の航空母艦「レンジャー」(USS Ranger, CV-4)。
1931年9月26日起工、1933年2月25日進水、1934年6月4日就役。
艦名はアメリカ海軍創設時から伝統のもので、これで5代目。
レンジャーはアメリカ海軍史上初めて、最初から空母として建造された艦であった(それまでの「ラングレー」「レキシントン」「サラトガ」はいずれも改装艦だった)。自己紹介で言及しているのはこのこと。
ワシントン海軍軍縮条約でアメリカが得た空母保有枠のうち、「レキシントン」「サラトガ」を除いてもあと69,000トンもあるし、この枠で完全新規設計の空母を作ってみよう! というのがプロジェクトの始まり。
排水量を14,000トンぐらいで収めてできるだけ艦載機積めるようにしろ、という半ば無茶なオーダーを受け設計開始、艦橋を後から足したり装甲を削ったりと紆余曲折を経てなんとか完成した。
本艦で採用された開放式の格納庫は評価が高く、その後のアメリカ空母の標準となった。ただ防御力や復原性に難が生じたため同型艦は作られず、残りの枠はレンジャーをベースにした新設計の空母で埋めることになった(ちなみにその空母が「ヨークタウン」「エンタープライズ」「ワスプ」の3隻である)。
第二次大戦中は他の空母が軒並み太平洋方面に投入される中、防御面を不安視されたこともあり、ただ一隻大西洋方面で活動。航空機の輸送や1942年11月の「トーチ作戦」(連合国軍のアフリカ上陸作戦)での航空支援などをこなしている。大戦末期には夜間戦闘機の発着艦に対応した改修を施されて夜間戦闘機隊の訓練に当たり、本国で終戦を迎える。
戦後は1946年10月に除籍、1947年1月にスクラップとなった。
レンジャーは第二次世界大戦を最初から最後まで戦い抜いた3隻の正規空母の1隻であった(ほか2隻は「サラトガ」と「エンタープライズ」)。直接の戦果こそ及ばないが、間違いなく連合国軍の勝利に貢献した功労者と言えよう。
戦後はフォレスタル級航空母艦の3番艦「レンジャー」(CVA-61)にその名が引き継がれている。こちらのレンジャーはあの映画『トップガン』の撮影に使われたことで知られる(映画内では「エンタープライズ」名義だけど)。
関連イラスト
改の公式立ち絵
関連タグ
レンジャーズストライク:スキル発動時のボイスと同名のカードゲーム。こちらのカードゲームで活躍するレンジャーは割とメジャーな意味でのレンジャーである。