「お前だけは俺の手で仕留める!それが、お前の面倒を見た俺の義務だ!」
CV:佐藤元
概要
【フレイヤ・ファミリア】に所属するヒューマンと小人族のハーフである半小人族(ハーフ・パルゥム)の冒険者。ステイタスはLv.4。二つ名は【石火(フリント)】。
人物像
小人族にしては背が高く、ヒューマンにしては背が低いことから、神々からは『合法の違法(ショタ・ヴァース)』、『正規の禁忌(ロリ・ジャスティス)』とネタにされる。
アニメでは、グレーの天然パーマ風の髪型が特徴。半小人族故のコンプレックスを抱いており、そんな自分を認め居場所を与えてくれたフレイヤとファミリアに忠誠を誓っており、例に漏れずベルに悪感情を抱いているが、幹部達を相手にする恐怖と苦痛を知りながらも戦い続ける姿勢は素直に評価しており、アドバイスを送っている(ラスク曰くめんどくさい愛情表現)。
冒険者としての実力は高く、ベルが本気で放った速射魔法【ファイアボルト】の直撃を受けても戦いを継続するタフネスを持つ。
作中の活躍
『女神祭』でのベルとシルのデートでは、二人を監視する護衛部隊の一つで部隊長を務めていた。ベルへの嫉妬心から、何かおかしな行動をすれば即制裁を加える意気込みで監視を続けていたが、魔道具を使用したベルに振り切られてしまう。その後、水上レストランでディナーをしている二人を発見し、仲間達の氷魔法で船までの道を作って船を制圧するという強硬手段に出るが、同じくベル達の後をつけていたアイズやリュー達によって阻まれ、またしても逃亡を許す事となる。
オラリオ中に『魅了』が施された後、渋々ベルの先輩として接しており、『洗礼』でベルに襲い掛かるも、最終的に自分を含めみんながベルに敗れており、不満を抱きながらも実力は認めている。その後も、先輩として接していくうちにある程度打ち解けたのか、ベルの『右腕が浮く癖』をあえて直さずに駆け引きに使えなどと、アドバイスを送っている。
『派閥大戦』では、ヘディンの指示を無視して『オルザの都市遺跡』の北西部の遺跡『円形劇場』で、ベルが単身やってくることを予測して潜伏していた。そして、予測通りベルが『蓄力(チャージ)』を行いながら透明になる魔道具『リバース・ヴェール』を纏って『円形劇場』を通り過ぎようとしたところを、『蓄力』で鳴る鐘の音(チャイム)で居場所に見当をつけて襲撃・交戦するが、Lv.5にランクアップしていたベルの敵ではなく、一分足らずで倒され気絶した。
その後、オッタルとミアたち三人の激闘による轟音で目覚めて、目の前で行われる激闘に絶句する。そして、ベルがかつて自身が指摘した『右腕が浮く癖』を逆用してオッタルの攻撃を誘い彼の右ひざにスライディングを決めて体勢を崩すのを見て、ベルが偽りの眷族(なかま)だったヴァンの忠告すら自身の成長の糧にしたのを悟り右拳を地面に叩き付けて悔しがるが、怒りの表情を浮かべる口元は笑っているような様子を見せた。
『派閥大戦』終結後は、『竃火の館』の潜伏警備を行っている模様。
余談
ヴァンの二つ名はアニメ化以前では決まっていなかったが、アニメで初登場したことを機に公開された。二つ名が石火なのは、彼のキャラデザと中の人の演技から『電光石火』が浮かんだことが決め手になったからである。