CV:野島健児
概要
小夜の暮らす町で唯一のカフェ『ギモーヴ』のマスター。通称『ギモマス』。
小夜とも顔見知りで仲が良く、彼女の為に差し入れやお弁当を作るなど、小夜の食生活全般を支える人当りのいい青年。
カフェの名前はマシュマロの一種に由来し、これは小夜の好物でもある。
正体
実はTV本編の黒幕で、一連の騒動の元凶。
相当の有力者かつ金持ちで、多少の犯罪はもみ消せるくらいの強大な権力があり、私設軍隊まで持っており小夜を利用した「実験」のために1つの村を造り上げ、役者を大量に雇い入れ学園や巫女設定の偽記憶を捕らえた小夜に刷り込み、小夜の血で操った古きものに役者達の一部を時々餌として食べさせ、それを小夜に退治させるという手のこんだことをやっていた。
作っていたギモーヴも実は「古きもの」の血肉を混ぜており、小夜をコントロールするための餌であった。また小夜に何かと差し入れていたコーヒーは彼女の記憶操作のための薬物入りであった。
本性は極めて冷酷非情で、不必要となった役者達を大量虐殺しても平然としており、ヘリの上から大口径の銃で小夜を撃ち落とすなど個人的な戦闘力も実は高い。
小夜に異様な執着を見せる。
小説版では「七原グループ」のトップ。
劇場版の方では世界的企業複合体「セブンスヘブン」の日本支部会長にして秘密組織<塔>のトップである。
そして劇場版や漫画版では彼の真の目的が明かされている。
上記のような手のこんだことを多額の資金や人命を費やして行ったのは、偏に「小夜に惚れてしまった」せいである。
本来七原家は殯蔵人の家と対をなす形で朱食免を管理する家で、蔵人とかつては朱食免の力で世界征服を語り合っていた。
しかしいつしか文人は小夜への個人的な執着を芽生えさせ、彼女を手に入れ共に生きたいという欲を最優先して行動するようになり家の務めも蔵人との野望も捨てて、家の権力もそのためだけに使うようになる。
小夜の餌である古きものが減少しているため、彼女を飢えさせず自分が彼女と一緒に過ごしたいという理由で、言わば小夜用の餌を養殖するための実験をやっていたのである。
また自身の体をも「古きもの」と融合させており、小夜への歪んだ執着のために他人の命どころか自身の人間性まで捨て去ってしまっていた。
そんな彼の最期は、自分のもとに辿り着いた小夜の刀での自殺だった。