概要
日本国内でも最古かつ最大級の都市公園で、敷地内外に歴史的建築物や文教施設が多数所在し文化・学芸の集合地域を形成している。
元々は、江戸時代初期に徳川家康の重鎮であった天海僧正が建立した寛永寺の敷地で、その後桜の植樹が境内全体に広がり江戸の一般市民にとっても花見の名所となった。
明治維新後は官有地となり、日本で初めての都市公園の一つとして整備。
その後当時の宮内省の所有を経て、1924年に東京市(後の東京都)に移譲されて「恩賜」という名前が正式名称に加えられる。
利用者層・風紀
周辺の公共施設が障害者割で無料により入場できるため、障害児を持った家庭層が一定数訪れる。また、公園内には昼間から公然とゴミを漁る路上生活者がいたり、違法薬物を販売する外国人がいたりと風紀はあまり良くないが、幸いそうした者達が無辜の民を巻き込むことは少ないため、関わらなければどうということはない。
路上生活者が23区内でも突出して多い界隈であることに関しては、戦後の混乱期に寒風を避けられる数少ない場所が上野駅の地下道だったという背景がある(参考)。
施設
美術館
自然科学博物館
大学・図書館
その他の文化施設
歴史的建築・旧跡
金色殿
お化け灯篭
清水観音堂
旧寛永寺五重塔
不忍弁天堂
徳川家霊廟
厳有院霊廟(徳川家綱)
常憲院霊廟(徳川綱吉)
森鴎外旧居跡
京成電鉄博物館動物園駅跡
藤堂高虎墓
彰義隊墓所
彫像・記念碑
西郷隆盛像
ボードワン博士像
野口英世像
グラント将軍植樹碑
スポーツ施設等
不忍池ボート場