概要
アメリカ在住の盲目の中国人権弁護士、陳光誠(ちん こうせい)氏が、2020年8月26日の米共和党大会に登場し、ドナルド・トランプ大統領への支持を呼び掛けた。
演説で陳氏は米国への感謝の念を強調した上で、民主主義や人権を認めない中国共産党は「人類の敵だ」と訴えた。
陳光誠は2005年、一人っ子政策による人工中絶や不妊手術を強制した中国当局に対し集団訴訟を敢行。中国当局は2006年から約4年間にわたって、陳光誠を市内の施設に拘禁した。2012年4月に脱出して、支援者に救出された。翌5月には米中両国政府の了解の下、北京から空路でニューヨークに向かい、事実上アメリカに亡命した。
演説では「The CCP is an enemy of humanity」だが、「中国共産党は人類の敵」はこの発言から和訳したものである。