概要
JR東日本および千葉都市モノレールの千葉駅とは同一地点別構内の関係にあるため、相互に乗り換えが可能である。
歴史
かつての駅名は「国鉄千葉駅前駅」であり、全国の鉄道駅の中でもかなり特異な成り立ちの駅である。
京成千葉線のターミナル駅は初代京成千葉駅であり、現在の中央公園の付近にあった。現在の京成千葉駅の開業は1967年12月1日とかなり新しく、それまで京成は千葉駅で国鉄と接続していなかったのである。
千葉市の戦災復興計画に伴う区画整理事業で1958年2月10日に京成千葉駅(現千葉中央駅)が現在地に移転した後、国鉄千葉駅も1963年4月28日に現在地に移転開業する。旧千葉駅と旧京成千葉駅は離れていたが、移転開業した千葉駅と京成の線路は近く、国鉄との乗換駅となる当駅が途中駅として開業した。
1987年4月1日のJR東日本発足と同時に当駅は京成千葉駅に改称され、元の京成千葉駅は千葉中央駅に改称された。
そごう千葉店に直接入店できる改札口がある。
総武本線が蒸気機関車が引く列車ばかりだった頃は、本数が多くて東京駅まで速く行ける京成電車に乗る乗客も多かったが、「総武本線に電車が走り始めた」「京成としては支線なので、直通する優等種別の電車がない」などの理由で、JRに比べると遥かに利用者が少ない。利用者の多くは、京成(千葉線内か、JRが並行していない区間の駅)や新京成電鉄(京成津田沼駅経由で電車が直通している)へ行く人である。
駅構造
相対式2面2線の高架駅である。
利用状況
- 2023年(令和5年)度の1日平均乗降人員は30,276人である。「乗降人員」は降車した人数を含むため、乗車人員はこの半分くらいになる場合が多い。
- 前述したような事情で、JRより遥かに少なく、約10分の1の利用者である。
利用状況比較表
事業者 | 京成電鉄 | JR東日本 | 千葉都市モノレール | |
---|---|---|---|---|
駅名 | 京成千葉駅 | 千葉駅 | ||
年度 | 乗降人員 | 乗車人員 | 乗降人員 | 乗降人員 |
2008年(平成20年)度 | 24,563人 | 107,122人 | 214,244人 | 21,701人 |
2009年(平成21年)度 | 24,428人 | 106,434人 | 212,868人 | 21,956人 |
2010年(平成22年)度 | 24,804人 | 105,777人 | 211,554人 | 22,016人 |
2011年(平成23年)度 | 24,448人 | 104,788人 | 209,576人 | 20,721人 |
2012年(平成24年)度 | 25,506人 | 104,646人 | 209,292人 | 21,676人 |
2013年(平成25年)度 | 26,619人 | 105,812人 | 211,624人 | 22,572人 |
2014年(平成26年)度 | 26,577人 | 103,592人 | 207,184人 | 22,515人 |
2015年(平成27年)度 | 27,470人 | 104,503人 | 209,006人 | 22,814人 |
2016年(平成28年)度 | 28,118人 | 105,205人 | 210,410人 | 23,697人 |
2017年(平成29年)度 | 28,197人 | 105,807人 | 211,614人 | 25,139人 |
2018年(平成30年)度 | 29,174人 | 108,121人 | 216,242人 | 26,066人 |
2019年(令和元年)度 | 29,464人 | 107,829人 | 215,658人 | 22,814人 |
2020年(令和2年)度 | 22,022人 | 81,455人 | 162,910人 | 19,857人 |
2021年(令和3年)度 | 24,842人 | 86,911人 | 173,822人 | 22,496人 |
2022年(令和4年)度 | 27,978人 | 94,864人 | 189,728人 | 24,651人 |
2023年(令和5年)度 | 30,276人 |