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概要(基本プロフィール)
棋士編入試験に合格し、史上最年長の41歳で四段昇段(プロ入り)を果たした棋士でもある。
棋歴
1度目の奨励会退会まで
三段リーグ編入試験合格、2度目の奨励会退会
年度 | 主な実績 |
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2007年度 | 三段リーグ編入試験を受験し、6勝1敗の成績を収め初の合格者となった。2年4期(2007年の第41回~2008年の第44回)の間三段リーグに参加したが、規定により2度目の退会となった。 |
プロ棋士編入試験合格、悲願のプロ入り
年度 | 主な実績 |
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2014年度 | 7月、朝日杯オープン戦のプロアマ一斉対局で星野良生四段に勝利。これによりプロ編入試験の条件(良いこと取りで10勝かつ勝率6割5分)を満たし、プロ編入試験の受験を表明。編入試験五番勝負では、同年12月に第4局で石井健太郎四段を破り通算3勝1敗となり合格。プロ棋士編入試験合格者は花村元司九段と瀬川晶司六段以来3人目、制度としてプロ編入試験受験者としては初の合格者となった。 |
編入試験五番勝負
※勝敗は今泉から見たもの、段位は当時
局 | 日付 | 対局相手 | 勝敗 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 2014/9/23 | 宮本広志四段 | ○ | |
2 | 2014/10/5 | 星野良生四段 | ○ | |
3 | 2014/11/18 | 三枚堂達也四段 | ● | |
4 | 2014/12/8 | 石井健太郎四段 | ○ | 合格 |
5 | - | 竹内雄悟四段 | - | 合格により未対局 |
プロ入り後
年度 | 主な実績 |
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2015年度 | 4月1日付で四段昇段(プロ入り)。規定によりフリークラスからのスタートとなった。 |
2016年度 | 11月、第58期王位戦予選で畠山鎮七段に勝利。フリークラス復帰規定を満たし、C級2組への昇級を決めた。 |
2017年度 | 初参加となった第76期C級2組順位戦では8勝2敗の成績を収めるも、順位差で頭ハネとなり昇級を逃す。 |
2020年度 | 第3回AbemaTVトーナメント(非公式戦)では「チーム久保」の一員として参戦した。6月18日、第79期C級2組順位戦1回戦で田中悠一五段に勝利、四段昇段後100勝の規定を満たし、五段に昇段した。 |
余談(棋風など)
三段リーグでの成績
- 三段リーグ初参加の第15回の成績は5勝13敗と降段点を喫する寸前であった。
- 第18回は瀬川晶司(現六段)が年齢制限で奨励会を退会したシーズンである。最終日に昇段の可能性があったのは、自力昇段の12勝4敗の3名(1位=堀口一史座(現七段)、14位=野月浩貴(現八段)、23位=藤内忍(退会、現在は指導棋士))と他勝敗に影響される11勝5敗の2名(6位=中座真(現七段)と11位=今泉健司)と10勝5敗の3位=木村一基(現王位)までの6名だった。今泉は連勝のみ昇段の可能性があったが、1局目の木村に敗れ昇段を逃す。昇段はなくなったが、2局目の勝てば自力昇段の中座に勝利する。中座が1局目に勝利していたため同じ12勝6敗であったが、順位は中座の方が上位(前期中座は10勝8敗、今泉は9勝9敗)であったため次点に終わり昇段できなかった。
- 第23回は12勝6敗の成績をおさめるも、順位差で1位=山本真也(現六段)と7位=中尾敏之(引退、六段)が昇段し、次点に終わる。
- 第18回、第23回と2度次点を獲得しているが、「次点2回でフリークラス編入」という規定ができたのは第20回のため、第18回の次点はカウントされず、第23回三段リーグを終えた時点でフリークラス編入の権利は与えられなかった。1999年度前期の第25回三段リーグで26歳の年齢制限を迎え、奨励会を退会する。
升田幸三賞を受賞
- 2度目の三段リーグ在籍時、二手目△3二飛戦法の開発で2007年度の第35回将棋大賞において升田幸三賞を受賞。奨励会員の受賞は史上初。
その他
- 指し手に気持ちがこもりやすいタイプであり、優勢だったり必殺手を指すときにはかなり大きな駒音で力強く指す。
- 元々Twitterを行っていたが、第3回AbemaTVトーナメント(非公式戦)では「チーム久保」のメンバーと共同Twitterアカウントを開設。
関連タグ
久保利明 菅井竜也・・・第3回AbemaTVトーナメント「チーム久保」のメンバー