「ボクとどこかで… 会った事ないか?」
「今日が初めてだと… 思いますけど?」
概要
原作88巻FILE.10「ガールズバンド」~89巻FILE.1「死角での犯行」に相当。
アニメは前後編で放送された。
世良真純と安室透の対面が実現した回であり、2人が4年前にも遭遇していたことが判明。また、世良自身によって彼女の長兄が赤井秀一であると明言され、彼もまた4年前の場にいたことが語られる。
更にもう一人、その場には赤井と安室の因縁に深く関わる人物・スコッチもおり、その容姿や、彼が警視庁公安部所属であったことも初めて明らかになった。
冒頭では安室が見事なギターソロを披露し話題に。ただでさえ多い彼のスペックにまた新たなものが加わった瞬間であった。
なお、元々は女子高生バンドを主役にした作品の劇場版を見た毛利蘭と鈴木園子、世良がバンド活動を初めようと奮闘するのが話の発端だった。
見た目がよく似ているからという理由で蘭がベースを、園子がドラムを始めようとしたり、榎本梓に見た目が幼く同名のキャラがいたからという理由でギターを勧めようとするなど色々と公式が病気な回である。
ちなみに、この話が作られる数年前に預言イラストを描いたpixivユーザーもいた。
ゲストキャラクター
余談
劇中ではすでに故人である首頭朱音の自らの声に深みを与えるために「酒でうがいをしてハスキーボイスに変える」というエピソードは、現実で長渕剛が実践した方法でもある。
長渕氏も元々は澄んだ歌声の持ち主(リメイク前と後の「乾杯」を聴き比べればそのギャップに驚くだろう)で、朱音のモデルとなったのは彼の可能性が高い。
蘭と園子に見た目がよく似ているベースの演者とドラムの演者はのちに『コナン』でゲストキャラクターを演じているが、どちらも浦沢義雄氏の脚本回に登場した事で通常のゲストキャラとは異なるぶっ飛んだキャラを共に演じる事となった。