概要
1657(明暦3)年、伊予宇和島藩初代藩主・伊達秀宗の五男・宗純が吉田(愛媛県旧吉田町、現宇和島市)3万石を与えられ立藩した宇和島藩の支藩。
「宗純が伊達宗勝(秀宗の異母弟)と組んで病床にあった秀宗の遺言を捏造した(秀宗は翌年死去)」との説があるほど両者の間は険悪なものがあったが、宗純が登用した山田仲佐衛門の専横によって藩政が混乱した結果、宇和島家の介入によって解決。以後は支藩扱いとなった。
明治維新後、子爵に叙された。
歴代藩主
- 伊達宗純
- 伊達宗保:宗純の次男
- 伊達村豊:伊達宗職(宇和島藩士(500石)、秀宗の七男)の次男
- 伊達村信:村豊の次男
- 伊達村賢:村信の次男
- 伊達村芳:村賢の次男
- 伊達宗翰:村寿の四男
- 伊達宗孝:山口直勝(幕府旗本、宇和島藩5代藩主・村候の孫)の三男
- 伊達宗敬:山口直信(山口直勝の長男)の次男