概要
1600(慶長5)年の関ヶ原の戦い以前は藤堂高虎が7万石で治めていたが、今治(愛媛県今治市)20万石へ加増されると宇和島城には従弟の良勝を城代として置いた。
1608(慶長13年)に高虎が伊勢津(三重県津市)22万石で転封となり、入れ替わりで富田信高が101,900石で入部する。しかし1613(慶長18)年、正室の兄弟である坂崎直盛との争いの結果改易処分となってしまう。その後天領となり、城代として良勝が再入部する。
1614(慶長19)年、陸奥仙台藩主・伊達政宗の庶長子・秀宗が10万石を与えられ初代藩主となる。支藩に吉田藩がある、幕末の8代藩主・宗城は富国強兵を進め王政復古の際に議定となる。
明治維新後華族令で伯爵となったが、1884(明治17)年に宗城の功により仙台藩主家を上回る侯爵陞爵された。
藩主
富田氏
- 富田信高
伊達氏
- 伊達秀宗
- 伊達宗利：秀宗の三男
- 伊達宗贇：伊達綱宗(仙台藩3代藩主)の三男
- 伊達村年：宗贇の三男
- 伊達村候：宗年の長男
- 伊達村寿：宗候の四男
- 伊達宗紀：宗寿の長男
- 伊達宗城：山口直勝(幕府旗本、宗候の孫)の次男
- 伊達宗徳：宗紀の三男
