概説
なお、この作品を最後に2025年に放映が予定されているものも含めて元禄赤穂事件を中心とした大河ドラマは制作されていない。
特徴
それまでの忠臣蔵ものと比べると登場人物がやたらと個性が強く、人間臭く描かれているのが最大の特徴である。
阿久里(内匠頭の妻)や浅野長広、堀部安兵衛のように役者の素が出ているとさえ見える登場人物も存在し、視聴者が人物を受け入れやすくなっている。
特に徳川綱吉のキャラクターは強烈であり、演じた萩原健一のギョロ目とあいまって一度見たら忘れられないほどの印象を残す。
また、吉良義央の台詞として「金はいるだけ使えばよいのじゃ」というものがあったり、赤穂浪士の中から金に困って辻斬りに走る者が現れたり、金の力が物を言うようになった元禄時代の時代背景もよく描かれている。
主要キャスト
大石内蔵助:5代中村勘九郎(18代中村勘三郎)
大石りく(内蔵助の妻):大竹しのぶ
おまさ(内蔵助の妾):南果歩
お軽(内蔵助の愛人):安達祐実
阿久里(内匠頭の妻):宮沢りえ
浅野長広(内匠頭の弟):赤坂晃
上杉綱憲(上野介の息子・上杉藩藩主):宅間伸
色部又四郎(上杉藩家老):松平健
岡島忠嗣:吉田栄作
染子(忠嗣の許嫁):鈴木保奈美