概要
2004年にMF文庫Jから出版されたライトノベル『ゼロの使い魔』(ヤマグチノボル著。以下『ゼロ魔』)のイラストを担当し、同作が大ヒットしたことで一躍その名が知れ渡る。
この『ゼロ魔』は、2010年代以降に「小説家になろう」等の小説投稿サイトで大隆盛した異世界トリップ物のプロット的立ち位置となり、それによって兎塚もファンタジー関連に定評ありといったイメージが強くなっている。
…が、氏の本職は主にエロゲを主製品にしている株式会社ビジュアルアーツの正社員であるのはもはや公然の秘密でもなんでもない事実である。
Pixivではエイジ名義でオリジナルイラストや版権キャラのものを投稿している。
↑最古の投稿イラスト(2010年)
画風
柔らかい絵のタッチとライトな色彩が特徴の画風である。
※対比イメージ
エピソード
副業バレ
大阪産業大学卒業後、ビジュアルアーツに入社してサワガニのペンネームで活動を開始。…が、その裏で兎塚エイジの別名でラノベ挿絵等の副業を行っていた。
『ゼロ魔』のヒット等で兎塚としての株価が上がっていた一方で、同僚のシナリオライター魁が兎塚エイジのWikipedia記事を閲覧した際に経歴がサワガニと同一だったため副業バレと相成った。
ビジュアルアーツは正社員の副業を禁止(※バレたら当然解雇)していたが、不思議な力が働いて2009年に同社のゲームブランドManaから発売された『ANGEL MAGISTER』以降から双方の名義を兎塚エイジに統一することで騒動は終息したようである。
もう一つの代表作
2015年にホビージャパンのHJノベルスから刊行された『異世界はスマートフォンとともに。』のイラストを担当。『ゼロ魔』以来のビッグタイトルとなる。
しかし、(当時は)同作は異世界トリップ物の中でも毛並みが独特な諸作品の筆頭であったため、『ここで兎塚エイジか…』と一部ファンの間では議論が交わされた。
関連タグ
関わった作品
- ゼロの使い魔シリーズ
- 神曲奏界ポリフォニカぶるう・シリーズ
- 異世界はスマートフォンとともに。
- マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝
- 枇々木めぐるのキャラクターデザイン等 …ect