概要
『刀剣乱舞』において、刀工・和泉守兼定によって打たれた刀剣が属する名称。
刀工については当該記事を参照のこと。
服装面では戦装束にて腰周りに太紐で結んだ胴鎧にマント状の羽織物を纏っている事、首元もしくは胸元が開いたインナー、内番服にて着物にたすき掛けをしているのが共通している。
性格面ではそれぞれの元主の影響なのか筆まめで雅な趣味(歌仙は古美術・和歌、和泉守は俳句、無骨は茶道)を嗜んでいるが、戦場では一転、苛烈で勇ましい面を見せる。
歌仙兼定:打刀
二代関兼定、通称・之定(ノサダ)の作。
雅と風流を愛する文系名刀。
和泉守兼定:太刀→打刀
十二代(十一代とも)会津兼定の作。
実用性と美の両立がテーマ。
人間無骨:槍
二代関兼定、通称・之定(ノサダ)の作。
※2022年12月13日のアップデートで実装
その他
刀剣乱舞内にある他の刀派として、粟田口や堀川などがあるが、兼定については戦装束のデザインが共通しているのみで、兄弟であるという描写はされていない。
歌仙と無骨は室町時代後期、和泉守兼定は幕末(現存の一振は慶応3年)に打たれており、時代にして400年近い隔たりがある。
当然刀工も別人なのだが、朝廷より「和泉守」を拝領した、歴史上ただ二人の「刀工・和泉守兼定」が作った刀という縁がある。
2016年5月17日、手合わせにおける特殊会話が実装。
和泉守からは「之定」と呼んでいる事、いい所を見せようとしている事が、歌仙からは「雅さに欠けるな」と言いながらもその実力を認めている事が判明した。
2022年12月13日、人間無骨の実装に伴い、回想「之定の同士」「兼定の先輩」が追加。
歌仙からは無骨を「同士」と認識している事が判明。相棒(元主)の影響でまめまめしく戦況を書き綴る無骨の「之定の悪筆の逸話」に引きずられた悩みが明らかになるが、かくいう歌仙も……?
和泉守からは開口一番「よう、先輩!」と呼ばれて面食らう無骨だったが、和泉守にとって之定の名は先約があるとして、その呼び方にしたと聞かされて納得。和泉守を「後輩」と呼び、戦働きの如何を問う。
また内番・手合せでも、それぞれ特殊会話が発生する。
余談ではあるが、彼らの前の主は全員がともに「鬼」と呼ばれた苛烈な逸話を持っている。
その他、武器としての在り様においては「実用性と美(雅)を大事にする」といった共通の価値観を持っている。また後から実装された無骨も、元主の影響で茶器や書物に通暁しており、折に触れてそれに言及している。