概要
『大鉄人17』第5話「空飛ぶ氷山」・第6話「ワンセブンの贈り物」に登場したブレインロボット。頭部に砲身を備え、右手はドリル、左手は万力になっている。
腹部にはハンドルがあり、これを左手で操作して取っ手を3時から6時の方向に移動させると、頭部の砲口から雪のような冷凍液が噴射され、あらゆる物を凍結させてしまう。その威力は航空中の飛行機を氷漬けにして窓ガラスを割ってしまうほどであり、ワンセブンも凍結させた。また初登場時は氷山に偽装し、砲身を少しだけ露出させて周囲を氷漬けにした(ちなみにこの状態では飛行も可能らしい)。さらに妨害電波を発する事で、レッドマフラー隊の情報伝達を阻止した。接近戦では右手のドリルを振るう。
劇中の活躍
東京を中心とする半径100kmの地点を凍結させるべく氷山に包まれながら伊豆大島沖に現れ、レッドマフラー隊の対潜哨戒機を撃墜した。さらに霧ヶ峰にも出現し、一帯を積雪に追い込んだ。ワンセブンの制止を無視して近づいた南三郎達を冷凍液で襲撃し、彼らを山小屋に追い込んでチーフキッド達をアシストした。ワンセブンの攻撃で氷山が崩壊すると姿を現し、三郎がキッドに捕まってしまったために抵抗できないワンセブンを冷凍液で凍結させた。しかし、ワンセブンは自力で解凍してしまい、接近戦に持ち込むものの苦戦を強いられてしまう。三郎も剣持隊長の活躍で解放されてしまい、冷凍液を目くらましにして退散する。
その後、ブレインによって改造され、市街地を氷漬けにしていく。三郎のSOSをキャッチしてワンセブンが現れると、体当たりでドリルが破損してしまい、冷凍液で応戦するものの、ハンドルまでも外されてしまう。そのままグラビトン攻撃を受けて爆散した。
余談
冷凍液の噴射システムのハンドルを腹部に露出させるという構造が採用された理由は不明。また途中で施された改造についても改造前とあんまり変わっておらず、こちらも詳細不明である。
ワンセブンとの2度目の対決では体当たりでドリルが破損したはずなのに、その後のシーンでは一瞬だけ修復していた。また市街地で戦っていたはずなのに、足元には霧ヶ峰と同じ木が生えているなど、矛盾するシーンがいくつか見られた。
関連タグ
レイトーマン:同じく氷属性の敵ロボット。