概要
「2段階目の解放」という設定と強さは卍解を連想させるが、後に帰刃が卍解に相当することが判明したため、現在では謎の形態になった。
十刃ではウルキオラ・シファーだけが持っている。
作中ではウルキオラの固有形態とは誰も言っておらず、「十刃の中で俺だけが、この二段階目の解放を可能にした」と、十刃以外には使える者がいるともとれる言い回しをしているため、扱える破面は他にもいそうなのだが、作中ではウルキオラ以外には登場しなかった(いたのかもしれないが、第二階層であると断言されたのはウルキオラのみ)。
そういった経緯から現時点では実質、ウルキオラの固有形態扱いになっている。
ウルキオラ曰く『この姿は藍染様にもお見せしていない』とのことだが、劇中ではその理由は明らかにされなかった。この台詞の所為で十刃の最強議論に今なお大きな混乱をもたらしている。
作中では十刃の序列を藍染惣右介が決めているのだが、この形態は見せたことがない為、もし見せていたのなら序列が大幅に変わっていた可能性があった。
実際に十刃同士が本気で殺し合う描写が数少なかったのも相まって、ウルキオラが本来どれくらいの序列が適正だったのか現在でも物議を催す結果となっている。
この解放により通常の帰刃とは比べものにならない程、戦闘能力が格段に上がる。
その姿は悪魔の様。
通常の帰刃時は黒崎一護が全く歯が立たないながらも一応目で追い、攻撃に反応することが出来ていたのに対し、こちらは目で動きを追うことすら出来なくなっている(いつの間にか移動しているというレベル)ほど更に速くなっている。
戦闘終了後にウルキオラは灰になり死亡したが、これが完全虚化一護から受けたダメージによるものなのか、元々、刀剣解放第二階層自体がそういうものだったのかは不明。
一説によると帰刃のその先へ(ゲーム『Brave Souls』の十刃オリジナル形態)はこれのアレンジ版などと言われている。
確かにウルキオラのオリジナル形態がこれのアレンジ版だったため、その可能性はある。
また、他の十刃にも通常の帰刃と違う姿をしている者もいる。
正体
通常の帰刃は虚時代の姿に近付くものだが、この第二階層は虚時代とも全く異なる姿になる。
ウルキオラの過去を描いたファンブック「not be, but be」の描写においてウルキオラは虚圏で産まれていることが判明しており、その傍にいたシルエットだけ登場したウルキオラの同族と容姿の特徴が酷似していることから、ウルキオラはこの一族の生まれで、刀剣解放第二階層はウルキオラの一族としての本来の姿という説もあるが、実際のところどうなのかは不明。
正体は、力と引き換えに全てを失う最後の月牙天衝や滅却師最終形態、一族の姿に回帰する人化の術的なもの、ウルキオラは実は成長期であり刀剣解放第二階層はウルキオラの成人した姿という大人日番谷説などがある。
一族がいるのがウルキオラのみだから、代償として灰になり死亡する禁術だからなどの説があるが、いずれにしても作中で使用した破面がウルキオラ以外にいない理由としては頷けるものである。
公式のQ&Aによると、刀剣解放第二階層はグリムジョーも修行すれば使えるようになるとのこと。
これを受け、帰刃が始解、刀剣解放第二階層が卍解にあたる説が再び一部読者の間でされるようになった。