概要
- ランク:B
- 種別:対人宝具/対界宝具
- レンジ:0/−
- 最大補足:1人/−
――初歩的なことだ、友よ――
サーヴァントとして現界したシャーロック・ホームズが得た宝具。
自らの起源である『解明』を宝具として昇華させた物。立ち向かう謎が真に解明不可能な存在であったとしても、必ず、真実に辿り着くための手掛かりや道筋が「発生」する。
たとえば鍵の失われた宝箱があったとしても、鍵は「失われていない」ことになり、世界のどこかで必ず見つけ出せるようになる。
(ただし、さすがに手の中に突然発生したりはしない。どこかに在るそれを、ホームズないし協力者が発見せねばならない)本来は常時発動型の宝具だが、『FGO』では真名開放を行う。
真名解放時には正体不明の「球体」が出現し、まばゆい光を周囲一帯に放出。敵陣を弱体化させ、自陣を強化する。倒せないはずの相手でも、倒すための道筋をホームズは見出す。
この「球体」が何であるかをホームズは口にしない。
彼の起源を具現化させたものか、かつての親友との記憶が凝固したものか。もしくは「実際にシャーロック・ホームズが何をしているのか?」を隠蔽するための目眩ましに過ぎないのか―――
元ネタはシャーロック・ホームズの代名詞となっている台詞「初歩的なことだよ、ワトソン君。(Elementary, my dear Watson.)」より。
この言葉の初出は原作の小説ではなくウィリアム・ジレット主演・脚本・演出の舞台劇である。作者であるコナン・ドイルはジレットの演じるホームズを「自分の小説以上だ」と賞賛したという。ちなみに、ドイルの短編『背中の曲がった男』の中ではワトソンに対して「初歩さ("Elementary")」とホームズが発言しており、ここからジレットは着想を得たとされる。
ゲーム上での種別はArtsで、効果は【敵全体の防御力をダウン(3ターン)+味方全体に無敵貫通状態を付与(3ターン)&味方全体に防御力無視状態を付与(3ターン)&味方全体のクリティカル威力をアップ(3ターン)<オーバーチャージで効果アップ>】。
この宝具自体には何の攻撃性も無いが、クリティカルスターさえ確保できれば、敵のあらゆる防御を許さない痛烈なクリティカルラッシュが降りかかる。
特に「ネロ祭再び ~2017 Autumn~」では、昨年からの復刻登場である超防御ジークフリートをいともたやすく撃破できる。