概要
F-ZERO『GX』のストーリーモードの最終章にのみ登場。『GX』の事実上のラスボス。
その名の通りF-ZEROの宇宙の万物を創造した存在で有り、其々金・銀・銅の三色の鎧を身に纏った水色の幽霊の様な姿をしている。
デスボーンが所持していた裏宇宙のF-ZEROグランプリのチャンピオンベルトと、キャプテン・ファルコンが所持していた表宇宙のF-ZEROグランプリのチャンピオンベルトが合体した「究極のチャンピオンベルト」の中に宿っており、デスボーンとの激闘を終えて秘密基地で平穏に暮らしていたファルコンの前に姿を現す。
実は「裏世界」におけるF-ZEROグランプリ覇者であるデスボーンは彼らの傀儡に過ぎず、彼らの真の狙いはそのデスボーンをも倒し裏宇宙と表宇宙のグランプリを制覇したことで、銀河を一瞬にして破壊することも可能な神秘の宇宙パワーを宿していたファルコンそのものであり、彼の魂を抜き、抜け殻になった彼の身体から得た力を元にして、新たな宇宙を創造するのが目的だった。
性格は三体とも創造主らしからぬ陽気な性格をしており、会話の際には度々不気味な笑い声を挙げている。
ファルコンに対し、異次元空間「ファントムロード」にて宇宙の命運を賭けた1対1でのレースを挑む。
ファルコンに敗北後は悲鳴を挙げながら幻影のブルーファルコンと共に消滅した。
マシン
3人が合体した事で作られたブルーファルコンの幻影。
実体が無い為お互いに一切の干渉ができず、コースアウトやクラッシュを狙うのも不可能。
更にコースであるファントムロード自体がガードビームが一切なく、慣れないうちは完走するだけでも難しいが、創造主のマシン自体は難易度が低いうちは速度も遅く、コースにさえ慣れてしまえば勝つのは容易である。しかし難易度が上がるにつれ速度は増していき、最高難易度ではまさに最終決戦と呼ぶに相応しいほどの難易度になる。
この事から、創造主との最終決戦はレースと言うよりはタイムとの戦いになる。
正体?
……身も蓋も無い事を言ってしまえば、『GX』のスタッフゴーストである(そもそもステージのミッション名に「スタッフゴーストとのバトルに勝利せよ!」と堂々と明記されている)。
そもそも、
- 幽霊の様な外観→スタッフ“ゴースト”
- 「この世界の全て」→『F-ZERO GX』という作品の全て
- 「我々の最高傑作であるデスボーン」→スタッフが作った最高のプログラム
- 「新たな創造物」→新作ゲームの事
と言った一種のメタ要素の存在と言える。
余談
『GX』のデータ内には創造主の顔アイコンの未使用データが有り、ストーリーモードでの他の頭部モデルを持つキャラクターと同様に、元々は左上の順位表に創造主の顔のアイコンが表示される予定だった模様。(詳細)