CV:林佑樹(ジャンプ公式ボイスコミック)
概要
邦時・時行の父。物語開始時点では出家しており、僧形となっている。
長年、幕政を牛耳ってきた北条家の当主にして鎌倉幕府第14代執権。
在りし日から顔に生気が無く、いつも無気力に頭を傾げて生きているか、死んでいるかも分からない有様であり、幕政も他の御家人が代行しており実権がない。
後醍醐天皇が幕府に対して反乱を起こし、最大の実力者・足利高氏が朝廷に寝返ると成すすべもなく、鎌倉は落ちて多くが討たれ、高時も幕府のトップとして自刃に追い込まれた(史実では享年30歳)。
余談
残された信頼できる史料からは、衰退する鎌倉幕府の長たる北条家の得宗でありながら、政務に精励せず闘犬と田楽を嗜む病弱で気概に欠ける人物ではあったらしい。1991年のNHK大河ドラマ『太平記』では前半部の主要人物として登場。高時を演じた片岡鶴太郎の怪演ぶりは未だに視聴者に強烈な印象を残している。
本作では時行の回想シーンにて「時行に弓術の基本を指南するシーン」がある事から腑抜けではあってもボンクラではなかったようである。